本書の内容
政権奪取の裏と表の熾烈な駆け引きの全貌! 政界は常に一寸先は闇!
自由民主党最長幹事長として政権を牛耳り、官邸を牽制、野党の抱き込みを謀り、自民党政治を支える最後のドン、二階俊博。安倍晋三の持病悪化、退陣。この突然の政局を待っていたかのように菅政権を誕生させた。二階幹事長と菅総理の共通点は田中角栄が政治の師であり党人派であること。著者は二階幹事長・菅総理と極めて親しく、毎日どちらかに電話しているほどの仲である。本書で大下氏は福田康夫政権、麻生太郎政権、菅政権の政権奪取の裏と表を明らかにする。
目 次
はじめに◎流れの“先”を見る
第一章 ◎菅義偉総理誕生の舞台裏
第二章 ◎”亥年参院選”勝利の辣腕幹事長
第三章 ◎角栄超え最長幹事長の足跡
第四章 ◎錚々たる「二階軍団」の横顔
第五章 ◎福田康夫政権発足の舞台裏
第六章 ◎麻生太郎政権の成立と蹉跌
著者プロフィール
大下英治
(おおした・えいじ)
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。「週刊文春」記者をへて、作家として政財官界から芸能界、裏社会まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている。
著書には『十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊』(新潮文庫)、『実録 田中角栄と鉄の軍団』シリーズ(全三巻、講談社+α文庫)、『昭和闇の支配者』シリーズ(全六巻、だいわ文庫)、『安倍官邸「権力」の正体』(角川新書)、『孫正義に学ぶ知恵』(東洋出版)、『落ちこぼれでも成功できる ニトリの経営戦記』(徳間書店)、『逆襲弁護士 河合弘之』『専横のカリスマ 渡邉恒雄』『激闘!闇の帝王 安藤昇』『永田町知謀戦』(1・2・3・4)『百円の男 ダイソー矢野博丈』『日本のドン 血と弾丸の抗争』『スルガ銀行かぼちゃの馬車事件』(以上、さくら舎)などがある。
担当より一言
誰もが予期できなかった突然の首相交代。政局を誰より先に読み、電光石火で菅政権を誕生させた二階幹事長。
最後のドンといわれる二階氏とその側近たちの知られざる行動は面白さ満点です。