本書の内容
日々、時間に追われている人へ! 生活を変える一手!
経済社会に生きる現代人は生きるために働き、時間をお金にしてきた。何でもお金で買える時代の中で、長時間労働が加速、慢性的な睡眠不足から心身に不調を来たす人の増大、先進国で最低の国民幸福度という社会になってしまった現状。著者自身も多忙を極める記者生活を20年あまり続けてきて、「このままでは急死する危険がある」と言われた。このままではマズイ。残業を減らして家計簿をつけながら、お金による生活の縮小を実践。お金の代わりに自由にできる時間が増えた。しかし時間はみるみるなくなっていく。人生最大の資源「時間」をどう生かすか。試行した末に編み出したのが、時間を可視化する「時計簿(じけいぼ)」。実例を示しながら、時計簿で自分の時間を充実させ、何に時間を投資すればいいか、幸福になれるかを明らかにする。
目 次
第1章 時間がない中年病にかかっていないか
第2章 「真水時間」という人生の大きな資源
第3章 幸福時間を増やす生き方
第4章 自分の「時計簿」をつくる
第5章 時計簿で人生が楽しくなる!
著者プロフィール
小池真一
(こいけ・しんいち)
1964年、東京都に生まれる。東京都立両国高校、慶應義塾大学経済学部を卒業。1989年、共同通信社に入社。水戸支局、川崎支局などを経て文化部に。出版、音楽、レジャーなどを担当。「みそ知るの旅」「アラーキーの幸福写真」「日本文化練習帳」「おむす美ギャラリー」「声優 SAY ME」「ただいま広辞中」「よるキャラリーグ」「相撲しよう!」などを連載。2016年から文化プログラムプレスセンター事務局などを担当。
著書には『小澤征爾 音楽ひとりひとりの夕陽』(講談社+α新書)などがある。
担当より一言
なるほど、こんな手があったのか! 家計簿ならぬ時計簿(じけいぼ)。たしかに生活時間の見直しは、人生の見直しになってくる手応えがあります。