本書の内容
90歳、いまなおいかに生きるかを模索、挑戦!
昭和・平成から令和へ――齢90歳を超える元NHK国民的アナウンサーは、3つの時代を疾走してきた。
戦前の幼少期、ひと晩で10万人が亡くなった悪夢のような東京大空襲、戦後の混沌と新しい価値観の中で送った青春時代、北国でのささやかで、それでいて心に残る出会い。
NHKに入局して、アナウンサーの枠を超越して数多く高視聴率番組を担当、さらに世界各国に赴き、現地で出会った多様な人々、人生の軸となるような教えを授け、また体験をさせてくれた3人の恩師、NHK定年後は大きな感動を与えてくれた「日常塾」「あおもり塾」「こころコンサート」や伝承芸能の復元。
そして否応なく訪れる身体の不調と孤独。平和の希求と「令和」という新しい時代への思い。
90年の長き人生をいかに生き、模索、挑戦しているかを書き下ろす。
★プレゼント企画★ ※本企画は終了いたしました。たくさんのご応募、ありがとうございました。
100名様に抽選で鈴木健二さんの直筆ミニ色紙をプレゼント!
(色紙見本。文言は数パターンあります。)
【応募方法】
本書をご購入頂き、本の中にはさまれている郵便はがき(愛読者カード)に以下をご記入、切手を貼って郵送してください。
はがきオモテ面 必須記入事項
①住所 ②氏名 ③電話番号
※年齢、性別、E-Mailは任意
はがきウラ面 必須記入事項
【1】~【4】にご記入ください。
応募締め切り
2020年11月30日
(当日消印有効)
当選の発表は、色紙の発送をもってかえさせて頂きます。
※色紙の文言を選んで頂くことはできません。ランダムにお送りいたします。
目 次
序章:90年の生涯に思いをはせる
第1章:歴史の転換点を生きるということ
第2章:何のための戦争なのか
第3章:「三つ子の魂百まで」は真理です
第4章:なぜ、歴史は繰り返すのか
第5章:師と仰ぐ3人の先生
第6章:10代の感動が人生を輝かす
第7章:拾う神は自分の外側に、捨てる神は内側にいる
第8章:文明が人の心を分断する
第9章:わが生涯から抹消したいあの2日
第10章:「意志」と呼ぶ強く清澄な心
第11章:大きな感動を与えてくれた人々
第12章:平和の合言葉「武器よ、さらば」
第13章:「象徴」とは、国民が創造する心の最善の形でしょうか
第14章:行く道を指さして教えてくれる人がいる
第15章:わが心友たちよありがとう
第16章:穏やかで静かにほほ笑みあえる世の中を
最終章:自分との別れ
著者プロフィール
鈴木健二
(すずき・けんじ)
1929年(昭和4年)に東京に生まれる。1952年にNHK入局、翌1953年からテレビ放送が始まると、あらゆる分野の数々の番組で新境地を開拓、驚異的な視聴率を記録し、博覧強記の国民的アナウンサーと呼ばれて親しまれる。
1988年(昭和63年)定年退職後は一転して私財を投じて社会事業に専心。熊本県立劇場を拠点に、私財を投じて文化振興基金を設立。過疎で衰退した地域伝承芸能の完全復元を通して数々の村を興し、多数の障害者と県民の愛と感動の大合唱「こころコンサート」を最高1万2千人参加で、全国で7回制作上演して文化と福祉を結ぶ。
70歳で青森県立図書館長に転じ、「自分で考える子になろう」を旗印に約200の小学校で押しかけ授業をし、読書の普及を図る。75歳で退職。この間テレビ大賞、日本雑学大賞、ゆうもあ大賞、文化庁長官表彰他多数を受賞。
著書は400万部突破の『気くばりのすすめ(正・続)』(講談社)、『最終版 気くばりのすすめ』(さくら舎)など200冊を超える。
担当より一言
戦前、戦後を生きてこられた著者の「令和を『冷和』にしないで下さいね」というメッセージに重みを感じます。著者のNHKアナウンサー時代や社会事業に従事しておられた時代をご存じない世代の方にも、ぜひ読んで頂けたらうれしいです。