本書の内容
日中、うとうとする、ぼーっとする……思い当たる人、必読!
睡眠負債とは、必要な睡眠時間が確保されていない慢性化した睡眠不足のこと。不眠など睡眠障害を第一線で研究・治療している著者が、睡眠時間の短さで世界1、2位を競う日本人に警鐘を鳴らす。睡眠不足は、認知面ではくよくよ後悔を生む。感情面ではやる気を低下させる。集中力・記憶力も低下。脳の老廃物アミロイドβも排出されにくくなる。さらには、日常のパフォーマンスが目に見えて落ちているにもかかわらず、本人は自覚できていない。そんな状況を打破すべく挑んだのが本書。28歳のSEを主人公に睡眠負債解消までのプロセスをわかりやすく描く、画期的な睡眠本!
目 次
はじめに 居眠り姫のつぶやき
ステップ1 睡眠不足症候群!?
ステップ2 睡眠専門クリニックに行く
ステップ3 睡眠時間のつくり方
ステップ4 睡眠負債解消へ
ステップ5 眠っていた能力がいっきに覚醒
エピローグ 寝不足から解き放たれた世界
著者プロフィール
岡島義
(おかじま・いさ)
東京家政大学人文学部心理カウンセリング学科准教授。1979年、東京都に生まれる。2003年、日本大学文理学部心理学科を卒業。2008年、北海道医療大学大学院心理科学研究科博士課程を修了、博士(臨床心理学)取得。睡眠総合ケアクリニック代々木主任心理士、早稲田大学人間科学学術院助教を経て、2018年より現職。公認心理師、臨床心理士、専門行動療法士、産業カウンセラーとして睡眠障害や気分障害、不安症に苦しむ方々への支援をおこないながら、認知行動療法の効果を高めるための研究活動をおこなっている。
著書には『4週間でぐっすり眠れる本』(さくら舎)、『使う使える臨床心理学』(編共著・弘文堂)、『不眠の科学』(編共著・朝倉書店)などがある。
担当より一言
寝不足でパフォーマンスがガタ落ちの28歳SEが、どう睡眠負債をなくしていったか……書き方も画期的で、一気読みしてしまいます!