本書の内容
テレビでおなじみの人気医師の本!
老化は目や腰など目に見える部分だけではありません。年齢とともに声も変わっていきます。かすれ声、弱々しい声、長い発声がつづかない――いわゆる「声老け」です。じつは声の老化はのど・肺の老化とリンクしています。声老けとともに、食べ物や飲み物を飲み込む嚥下力も低下します。発声と嚥下は、ほぼ同じ筋肉を使っているからです。また、呼吸が浅いとしっかりした声は出ず、雑菌を吐き出す咳き込み力も低下します。声を支えているのはのど・肺の筋肉なのです。そこで音読。音読というと脳活性化ばかりがいわれますが、じつは音読は顔や舌の筋肉を動かし、のどや呼吸筋を鍛える「筋トレ」。唾液が分泌し、免疫力アップに、誤嚥性肺炎予防にも最適です。朝昼晩×1分の「1日3分音読」で、声・のど・肺を若くしましょう! 名作・古典の音読テキスト20本付き!
目 次
プロローグ・あなたの声は大丈夫?
第1章 声を出さないと老けていく!
第2章 声を出すと若くなる仕組み!
第3章 音読トレーニングで元気はつらつ!
第4章 声出しをスムーズにするサポート術!
著者プロフィール
大谷義夫
(おおたに・よしお)
1963年、東京都に生まれる。1989年群馬大学医学部卒業。九段坂病院内科医長、東京医科歯科大学呼吸器内科医局長、同大学呼吸器内科兼任睡眠制御学講座准教授、米国ミシガン大学留学等を経て、2009年に池袋大谷クリニックを開院。医学博士、日本呼吸器学会専門医・指導医、日本アレルギー学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医。日本一の呼吸器患者数を誇るクリニック院長として知られ、「名医のTHE太鼓判!」(TBS系)、「スッキリ」(日本テレビ系)、「ビビット」(TBS系)、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)をはじめ、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌等でも活躍。著書には『長引くセキはカゼではない』(KADOKAWA)、『長生きしたければのどを鍛えなさい』(SB新書)、『逆流性食道炎を自力で防ぐ』(扶桑社ムック)などがある。
担当より一言
音読をすると、口のまわりの筋肉や舌の動きが鍛えられ、たしかに筋トレ感があります。唾液も分泌されて飲み込みやすくなるのでオススメです。まずは食事の前におこなう30秒「食前テキスト」からトライしてみては!