本書の内容
骨量が多い人は見た目も美しく、健康長生き!
- 「いつまでも元気で、若々しく、美しい身体」でいるためには、丈夫な骨をつくることが大事です。
骨粗しょう症は生活習慣病の一つです。生活習慣が悪ければ、若い年代の人でも、骨粗しょう症を発症してしまうのです。最近では、20代後半から30代、40代にかけてのまだ若い女性でも、骨量が大幅に減少して、骨粗しょう症の一歩手前の骨粗しょう症予備軍に陥ってしまう人が急増。その理由は、女性の「やせ願望」からの過激なダイエットにあります。また、中高年男性の間でも、糖尿病や動脈硬化などの影響から、骨量は変わらないのに骨質が低下する「新型骨粗しょう症」が増えています。
骨は全身の機能を活性化する若さの源です。本書では、骨量・骨質を改善し、骨を若返らせる正しい知識と方法を紹介し、骨粗しょう症予防のための検査、発症してしまった場合の治療法なども解説します。
目 次
序 章 | 骨が若い人は美しい |
第1章 | 骨粗しょう症になる人は増えている! |
第2章 | 骨粗しょう症の発症リスク |
第3章 | 骨の老化を早く知る |
第4章 | 骨は若返る!骨粗しょう症は治る! |
第5章 | 骨を若返らせる治療がある |
第6章 | 骨の若さを保つ食事と栄養 |
第7章 | 身体を動かせば、骨は若くなる |
著者プロフィール
太田博明
(おおた・ひろあき)
女性医療の分野で、日本をリードしている第一人者。
1944年、東京都に生まれる。1970年、慶應義塾大学医学部を卒業し、1977年に慶應義塾大学医学博士を取得。1980年米国ラ・ホーヤ癌研究所留学、1995年に慶應義塾大学医学部助教授となる。2000年に東京女子医科大学産婦人科主任教授。2010年より、国際医療福祉大学臨床医学研究センター教授、山王メディカルセンター女性医療センター長となる。日本骨粗鬆症学会理事長、日本抗加齢医学会理事を務め、2015年に日本骨粗鬆症学会賞受賞。
複数の専門医の資格を有し、女性の全人的な医療を心がける臨床医。病気にかかる前から検診を受ける、などの予防医療の重要性を説き、女性のウェルエイジングのための医療を実践している。編著書には『ウェルエイジングのための女性医療』『女性医療のすべて』(以上、メディカルレビュー社)などがある。
NHKの「きわめびと」、「ためしてガッテン」、「あさイチ」など、多数に出演。
担当より一言
最近の研究から、骨密度が高く骨の若い人ほど、肌ツヤもよく、見た目も若々しいということが判明してきています。骨は、生涯にわたって新陳代謝を繰り返しているので、いくつになってからも骨を若返らせることは可能です。骨の健康を保ち、いつまでも若々しく健康な身体を手にいれましょう!