
本書の内容
ひとりを、いまを新たな気持ちで生きる極意!
- 98歳にして、このみずみずしい語り口、生き方はどこからくるのか! 本書は、97歳のときに初入院した体験からはじまり、いま大切にしていること、気をつけていること、そして、日々のたのしみ方を語る。また、大きな社会問題でもある介護や老人問題について、どうすれば老いをマイナスにしない社会を実現できるか、当事者サイドから痛感していること、もっと考えてほしいことなど、思っていることを語る。どこまでも前向きは健在!
目 次
第一章 | いくつになっても初体験はおもしろい |
第二章 | 六十六歳からは自分本位で生きてきた |
第三章 | 気ままな「時間持ち」に |
第四章 | 介護や老人問題に思うこと |
第五章 | 日々「続ける」ことです! |
著者プロフィール
吉沢久子
(よしざわ・ひさこ)
1918年、東京都に生まれる。家事評論家、随筆家。文化学院卒業。文芸評論家・古谷綱武と結婚、家庭生活の中から、生活者の目線で暮らしの問題点や食文化の考察を深める。1984年からはひとり暮らし。さらに、快適に老後を過ごす生き方への提言が注目を集めている。
著書には『吉沢久子 97歳のおいしい台所史』(集英社)、『吉沢久子、27歳の空襲日記』(文春文庫)、『ほんとうの贅沢』(あさ出版)、『96歳 いまがいちばん幸せ』(大和書房)、『前向き。93歳、現役。明晰に暮らす吉沢久子の生活術』(マガジンハウス)、『年を重ねることはおもしろい。』『人間、最後はひとり。』『今日を限りに生きる。』(以上、さくら舎)などがある。
担当より一言
「なにごとも自然まかせにするのがいちばん」そして「日々、続けること」――行間から、吉沢イズムともいえるものが、小気味よく伝わってきます。そして、「老いをマイナスにしない社会」実現への、熱い思いに打たれます。