本書の内容
脳・心臓・腎臓の動脈を若くする!
循環器内科の医師として47年勤務し、数々の功績を残している著者が、果物と野菜の摂取が動脈硬化を防ぎ、脳心腎疾患のリスクを低下させることを、岐阜県内で3千200人を対象に行った大規模な臨床研究(NOBUNAGA研究)のデータや、海外の10万人規模の臨床データなどを基に詳しく解説している。また、それらの研究結果から導き出された、効果が期待できる果物野菜の種類と効能を具体的に解説している。果物野菜の摂取という「減塩」一辺倒ではない脳心腎疾患の予防策は新しい視点である。また、果物に含まれる果糖は糖尿病の直接原因ではなく、食事の総エネルギー量を考慮すれば、果物は糖尿病患者にとっても有益であるという。
さらに、地中海食と日本食の比較や、現代の長寿村である京丹後市の食生活と生活習慣の解説も興味深い。果物野菜を多く取り入れることで日本食は世界に誇れる健康食となり得る。
目 次
第1章 脳・心・腎疾患の基礎知識
第2章 食塩と脳・心・腎疾患の関係
第4章 ナトリウム/カリウム比と健康――高血圧・脳心腎疾患・死亡リスクとの関係
第5章 果物野菜摂取で気を付けること
第6章 果物野菜摂取が健康を守るしくみ
第7章 海の野菜といわれる海藻と脳・心・腎疾患の関係
第8章 果物野菜摂取と地中海食
第9章 日本の長寿村と短命村
第10章 果物野菜摂取の現状とさらなる長寿食への道
著者プロフィール
湊口信也
1952年、和歌山県に生まれる。医学博士。1978年に岐阜大学医学部医学科を卒業し、1983年に岐阜大学大学院医学研究科博士課程を修了する。1988年に岐阜大学医学部助手(第二内科)を務め、1989年にオ−ストラリア、メルボルン大学医学部(Pharmacology)に留学。2007年に岐阜大学大学院医学研究科循環病態学/呼吸病態学(第二内科)教授、2012年に岐阜大学大学院医学系研究科副研究科長、2016年に岐阜大学大学院医学系研究科研究科長・医学部長を務める。2018年以降は岐阜大学名誉教授および岐阜市民病院心不全センター長(特別診療顧問)として勤務している。
主な資格は循環器専門医、内科認定医、内科専門医(総合内科専門医)、高血圧専門医、産業医、心臓リハビリテーション指導士、循環器上級指導医(FJCS),心臓病上級臨床医(FJCC)などがある。
受賞歴は2003年にBest of Scientific Sessions AHA(アメリカ心臓協会)賞、2017年度岐阜医学賞などがある。



担当より一言
循環器内科の医師である著者が、大規模な臨床研究データを基に果物野菜の摂取の効果を解説しているので、信頼できてわかりやすい。ぜひ本書を参考に果物野菜を日々の食生活に取り入れて、健康的な毎日を過ごしましょう!