本書の内容
年をとっても不調があっても大丈夫!
「疲れやすい」「足腰が弱くなった」「涙もろい」「怒りっぽくなった」……年を重ねるとカラダとココロにさまざまな変化が生じます。いくつになっても老化は未知の世界。これから先の人生でカラダとココロがどうなるのか、不安に感じる方は少なくありません。
12万人の患者さんを診てきた人気医師が、加齢にともなう心身の変化と漢方の養生法をわかりやすく解説しました。「老化とは陰と虚になること」「50代と70代の壁」「冬の冷えや猛暑の夏の養生法」「気のエネルギーを上手にやりくりする」「イライラ、怒りには肝のケア」「元気をチャージするツボ」等々、手軽で実用的な養生の知恵がいっぱい。さらに、漢方なら低栄養などのフレイル(虚弱状態)にも対処可能。フレイルは未病の一種なので「食べる力」も取り戻せるのです!
心身の変化に合わせた養生で、不調や老化のスピードはやわらぎます。東洋医学2000年の知恵を活かした養生法で健康寿命を延ばし、軽やかにすこやかに暮らしましょう!
自分の弱いところがわかる「五臓の弱点チェックリスト」付き!
目 次
第1章 東洋医学は「老化の教科書」
第2章 ココロとカラダの変化とともに生きる
第3章 60歳からのポジティブ養生論
第4章 年代・タイプ別ポジティブ養生生活
第5章 漢方で「フレイル」対策
著者プロフィール
木村容子
(きむら・ようこ)
東京女子医科大学附属東洋医学研究所所長・教授。医学博士。
福島県に生まれる。お茶の水女子大学を卒業後、中央官庁入省(国家公務員Ⅰ種)。英国オックスフォード大学大学院に留学中に漢方と出会う。帰国後、退職して東海大学医学部に学士入学。2002年から東京女子医科大学附属東洋医学研究所に勤務。日本内科学会認定医。日本東洋医学会認定漢方専門医・指導医。
著書にはベストセラーとなった『女40歳からの「不調」を感じたら読む本』(静山社文庫)をはじめ、書籍で初めて「ポジティブ・エイジング」を提唱した『漢方の知恵でポジティブ・エイジング』(NHK出版生活人新書)、『ストレス不調を自分でスッキリ解消する本』(さくら舎)、『”なんとなく不調”と上手につき合うためのセルフケア』(NHK出版)などがある。
担当より一言
60代、70代、80代と自分のカラダがどう変化していくのかがわかり、それに対応する養生方法もわかる本です! 心身のバランスをうまくとり、上手に年をとっていけるコツがたくさん! フレイルに効く漢方薬は80代の親に伝えたい!