本書の内容
「老いぬれば メッキもはげて 生きやすし」
前作『70歳からのおしゃれ生活』では、カッコいいから遠ざかっていく自分を何とかしたいと、向田邦子さん、白洲正子さん、沢村貞子さん、高峰秀子さん、宇野千代さんの5人をお手本に、おしゃれ生活を提案。その後、70代になって体調も気分もすぐれないとき、「人間も金属疲労が出てからがホンモノである」この言葉にハートを鷲づかみされた著者。この本のタイトルが『人生は、だましだまし』。作家は田辺聖子さん=おせいさん。ここから一気に「おせいさんワールド」に突入! ほがらかでしなやかな楽しみ上手で、かわいらしいもの大好きなロマンチストは、大人の眼力と言葉で「人生の処方箋」を出してくれます。
目 次
第1章 不調があっても自分のからだを愛する
第2章 おいしいものにトキメキ食い気を愛する
第3章 メッキがはげても今あるものを愛する
第4章 過去をふりかえって思い出も愛する
第5章 「姥ざかり」は陽気を愛する
第6章 まだまだ出てくる「今さらの欲」も愛する
著者プロフィール
中山庸子
(なかやま・ようこ)
エッセイスト・イラストレーター。1953年、群馬県に生まれる。女子美術大学、セツ・モードセミナーを卒業。群馬県立の女子高校の美術教師を務めた後、37歳で退職。長年の夢だったイラストレーターとしての活動を始める。42歳で、自身の夢をかなえてきた経験をつづった『「夢ノート」のつくりかた』を大和出版より上梓。以来、エッセイストとしても活躍を続けている。夢実現のヒントをはじめ、心地よい暮らしのための提案や時間の使い方が多くの女性の支持を集めている。
著書には、各年版『書き込み式 新いいこと日記』(原書房)、『おとなの道草』『ありがとうノートのつくり方』『70歳からのおしゃれ生活』(以上、さくら舎)などがある。
担当より一言
体力が落ち、記憶力が落ち……と、年をとることで人生が下向きになりがちですが、「逆転」もありです! 著者が田辺聖子さんからもらった生き方や考え方のヒントが、「明日」を連れてきてくれます!