本書の内容
勃興、急成長、退場。西武二代の盛衰記!
大下英治氏が堤義明氏に長時間インタビュー。経済界、政界に絶大な影響力を誇った西武王国の内幕ドラマ! 本書刊行にあたり再インタビュー、文字通り胸中の最後の告白となっている。(初出はスポニチ・1995年)
目 次
◎まえがき
第 1 章◎新しいホテルの光彩
第 2 章◎獅子のごとき父と子
第 3 章◎境目のない学生重役
第 4 章◎「梁山泊」をつくっていく若き常務
第 5 章◎「観光部軍団」の自由奔放
第 6 章◎接受された最後の帝王学
第 7 章◎飛躍に向けての沈黙
第 8 章◎目覚めへの助走
第 9 章◎大いなる前進がいま
第10章◎終わることなき野望
◎あとがき
著者プロフィール
大下英治
(おおした・えいじ)
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。「週刊文春」記者をへて、作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている。
著書には『十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊』(新潮文庫)、『実録 田中角栄と鉄の軍団』シリーズ(全三巻、講談社+α文庫)、『昭和闇の支配者』シリーズ(全六巻、だいわ文庫)、『安倍官邸「権力」の正体』、『高倉健の背中 監督・降旗康男に遺した男の立ち姿』(朝日新聞出版)、『孫正義に学ぶ知恵』(東洋出版)、『落ちこぼれでも成功できる ニトリの経営戦記』(徳間書店)、『逆襲弁護士 河合弘之』『専横のカリスマ 渡邉恒雄』『激闘!闇の帝王 安藤昇』『百円の男 ダイソー矢野博丈』『田中角栄 最後の激闘』『日本を揺るがした三巨頭』『政権奪取秘史』『スルガ銀行 かぼちゃの馬車事件』『安藤昇 俠気と弾丸の全生涯』(以上、さくら舎)などがある。
担当より一言
いまなお、西武グループに隠然たる影響力をもつカリスマが初めて語った内幕は凄まじいに尽きます。一時代を制した企業グループの興亡は極めて興味深い。