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心理・教育・科学

わたしはASD女子

自閉スペクトラム症のみんなが輝くために

シエナ・カステロン:著
浦谷計子:訳

定 価:1760円

発売日:2020年12月9日

頁 数:256ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-86531-321-0

本書の内容

当事者、家族、関係者にとって、これ以上ない本!

ロンドンに住むティーンエージャー、シエナ・カステロンはASD(自閉スペクトラム症)。12歳のときにASDと診断されるが、数学と物理でずば抜けた成績を上げ、16歳で本書を書き上げる。自閉症やアスペルガー症候群に関する本はたくさんあるが、10代のASD女子が書いた初めてのガイドブック。ASDに対する社会の偏見やいじめへの対処、日常生活・社会生活で苦慮していること、心理的な悩み、身体のケア、SNSとのつきあい方などなど、ASD女子が直面する問題や疑問に、実体験をとおして具体的にアドバイス。ASD女子に贈るサバイバルガイドのみならず、一般の人にとっても心に迫る文言に満ちている一冊。

目 次

第1章 わたしのこと
第2章 女子のASDは見えにくい
第3章 ASDを打ち明けるとき
第4章 自分らしく生きるって言うけれど
第5章 つきまとう感覚過敏とどうつきあえばいい?
第6章 身体ケアのアドバイス
第7章 ネガティブな感情になったとき
第8章 自分好みのファッションスタイル
第9章 友だちづきあいのポイント
第10章 恋愛のモヤモヤ
第11章 ジェンダーアイデンティティに対して
第12章 学校生活を悪夢にしないために
第13章 いじめの現実
第14章 合併症について知っておく
第15章 ソーシャルメディア、インターネットとのつきあい方

著者プロフィール

シエナ・カステロン

(Siena Castellon)
2003年、アイルランドに生まれる。ASDの当事者として、女子を支援する本がないことを知り、16歳のとき、みずから本書を執筆する。以後、国際的にASD啓発活動といじめ撲滅活動をおこなっている。SDGsの国連ヤングリーダーになったり、ロンドン大学ユニバーシティカレッジ自閉症教育研究センターで就労体験学生を務めたりもした。ロンドンで両親と愛犬リコと暮らしている。

浦谷計子

(うらたに・かずこ)
翻訳家。埼玉県に生まれる。立教大学文学部英米文学科を卒業。外資系企業勤務、海外居住経験を経てフリーランスの翻訳家に。
訳書には『モンク思考 自分に集中する技術』(東洋経済新報社)、『思い出すと心がざわつく  こわれた関係のなおし方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『だからお客に嫌われる』(日本経済新聞社)、『母から受けた傷を癒す本』(さくら舎)などがある。

担当より一言

マララ・ユスフザイ、グレタ・トゥンベリ、そしてシエナ・カステロン! 10代のまっすぐな視線、一歩一歩前へ進む行動力、ストレートな表現力が心をつかみます。