本書の内容
いま、日本人は教養力を問われている!
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人は何かあったとき、幅広い教養によって磨かれた人間性全体で価値判断をすることができます。教養は人生の岐路においての選択で、重要な力を持ちます。ビジネスのような厳しい駆け引きのある世界でも、教養が背骨になります。本はもっとも凝縮された教養であって、本を2時間くらい読むことは滝に打たれる修行をするようなものです。
目 次
第1章 教養とは何か
第2章 教養の効き目
第3章 教養の身に付け方
第4章 教養は身体に付いている力
第5章 教養の新しい力
著者プロフィール
齋藤孝
(さいとう・たかし)
1960年、静岡県に生まれる。東京大学法学部を卒業。同大大学院教育学研究科博士課程を経て、現在は明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論。著書には『声に出して読みたい日本語』(草思社)、『1分で大切なことを伝える技術』(PHP新書)、『地アタマを鍛える知的勉強法』(講談社現代新書)、『現代語訳 論語』(ちくま新書)、『座右のゲーテ』(光文社新書)、『読書力』『コミュニケーション力』『古典力』(以上、岩波新書)、『雑談力が上がる話し方』(ダイヤモンド社)など多数がある。
担当より一言
「教養力は引用力だ」という。教養は知識の量でなく、必要なときに名著などの一文を自然に引用できるかにかかっているそうです。なかなかできないですが。