本書の内容
漢方薬や食事で瘀血体質を改善する法を明かす!
皮膚科医として、アトピーなど皮膚アレルギー疾患を専門に治療してきた著者は、あるとき乾癬という難病の患者に遭遇。半年以上入院治療しても改善せずに困っていたとき、東洋医学の大家に「難病の背景には必ず瘀血というものがある」と教わる。結果、乾癬は完治。以後、現代医学に漢方治療を取り入れ、成果をあげている。「肌は内臓の鏡」といわれるが、体内環境の悪化が皮膚トラブルを招いている。その根本にある「瘀血」とは何か。瘀血の正体は、血液の流れの問題というより、細胞と細胞の間の間質の組織液という「水」の流れが滞ったり汚れたりすることと判明。どうすれば瘀血を改善できるか、日常生活でできる処方箋を示す。
目 次
第1章 体内の「水」の流れに注目!
第2章 血管・血液の健康度
第3章 悪化する体内環境の整え方
第4章 皮膚が悲鳴をあげている!
第5章 瘀血治療には漢方薬が効く!
第6章 健康に若返る生活術
著者プロフィール
石井正光
(いしい・まさみつ)
医学博士。大阪市立大学名誉教授。いしい皮膚科クリニック院長。
1977年、大阪市立大学医学部大学院課程修了。1977年、大阪市立大学医学部附属病院皮膚科勤務。1978年、故山本巌氏に師事し漢方治療に取り組みはじめる。1980年、ユストゥス・リービッヒ大学(ドイツ)へ留学。電子顕微鏡を用いた悪性黒色腫に対する免疫反応について研究。1982年、大阪市立大学医学部附属病院皮膚科講師。1989年、大阪市立大学医学部附属病院皮膚科助教授。1995年、大阪市立大学医学部附属病院皮膚科教授。2006年、大阪市立大学医学部付属病院副院長(兼務)。2008八年、大阪市立大学大学院医学研究科副研究科長(兼務)。2013年、いしい皮膚科クリニック開院。専門は皮膚アレルギー疾患、皮膚病の漢方治療、皮膚の健康と食。
担当より一言
「水」がいかに偉大なものかを再認識。食べ物、マッサージ、漢方薬などなど、自分でできる体内浄化法で、内も外もきれいになる本です。