本書の内容
元マル暴担当・頼れる税理士がスゴ技教えます!
税務調査とは確定申告に不正不備がないか、税務署職員が直接調査することだ。個人事業主や中小企業、副業で儲かった人など正しく申告したつもりでもミスはあるし、無申告やごまかしなどいろいろ事情がある人もいる。適当に経費を計上していた一人社長、経費を水増ししたフリーのプログラマー、現金商売だからバレないと思っていた居酒屋経営者、副業で扶養枠を超えてしまった専業主婦、仮想通貨でがっぽり儲けた会社員……。彼らを襲う税務調査の重い追徴課税! 最大50%もの税率になることも! そんなコワい税務調査の強力な助っ人が税理士だ。本書は突然やってくる税務調査の対応ノウハウをわかりやすく・楽しく解説した入門書。著者は大手のあずさ監査法人勤務や警視庁組織犯罪対策部のマル暴特別捜査官等のキャリアを持つ税務調査のプロ。豊富な知識とタフネスさで税務調査官と渡り合うテクニック、税金を合法的に逃れるコツなど、とっておきのプロの知恵をてんこ盛りで伝授!
目 次
第1章 あなたにもきっと来る税務調査
第2章 税務調査と税の基礎知識
第3章 税務調査はこう迎え撃つ
第4章 調査後が本当の勝負
第5章 頼れる税理士があなたを救う
著者プロフィール
石川博正
(いしかわ・ひろまさ)
税理士・公認会計士。税理士法人エール新宿支店長。1976年、愛知県名古屋市に生まれる。産業能率大学経営情報学部経営情報学科に入学。大学卒業後、公認会計士資格を取得。得意分野は税務調査。
①あずさ監査法人で大企業の会計監査やコンサルティングを担当。②その後、警視庁に入庁し、組織犯罪対策部で「マル暴」担当特別捜査官として犯罪捜査に携わり、詐欺・脱税などの取り調べや捜査の手法を学ぶ。③「カラオケの鉄人」を運営する鉄人化計画に転職し、企業の経理実務を積む。この特異な職歴から、企業を「監査する側」と「監査される側」双方の視点で把握するとともに、「税金を納める側」と「国家権力側」双方の本音と行動に通じ、表と裏を知り尽くしたプロ中のプロとして、年間200件以上の税務調査に対応する会社で主翼を担っている。
担当より一言
税務調査は「所得が高い人のところに行くのでは?」と思いがちだが、所得が1000万円の人と400万円の人のどちらに行くのかは、それだけではわからない。売り上げや利益よりも、生活実態と所得が見合うかどうか、が問題なのだそう。税務調査官の視点や思考もわかって面白い!