本書の内容
人生は笑いとペーソスのてんこ盛り!
「しらけ鳥音頭」「小松の親分さん」など数々の芸をヒットさせ、日本を笑わせ続けた昭和のコメディアン小松政夫の最後のエッセイ集。「月刊はかた」に12年間、152回連載したものからベスト・セレクション。全て単行本未収録作品です。超多忙のなかの毎週連載は大変な力技。小松政夫のエネルギーに笑い倒され、ホロリの連続です。
※初出誌「月刊はかた」2008年5月~2020年12月)
小松政夫さんのサインがデザインとして扉に印刷されています。
目 次
第1部 日本一のひょうげもん!
第2部 日本一ののぼせもん!
第3部 日本一のセールスマン!
第4部 日本一のコメディアン!
著者プロフィール
小松政夫
(こまつ・まさお)
1942年、福岡県博多に生まれる。19歳のとき、役者を目指して上京、俳優座を受験、試験に受かったものの数千円の入学金が払えず断念する。その後、数多くの転職を重ね、横浜トヨペットでトップセールスマンになるが、1964年にクレージーキャッツの植木等の付き人兼運転手の募集に応募、600人の中から選ばれる。
その後、コメディアンとして、日本テレビの「シャボン玉ホリデー」でテレビデビュー、初舞台はクレージーキャッツの日劇公演。以降、数え切れないほど、テレビ、舞台に出演。大ヒットした芸には「淀川長治」「電線音頭」「しらけ鳥音頭」「タコフン音頭」「小松の親分さん」など多数があ、映画も「モルエラニの霧の中」「めぐみへの誓い」「麻雀放浪記2020」「世界でいちばん長い写真」など多数出演。2011年に日本喜劇人協会10代目会長に選出される。2020年12月7日逝去。
著書には『のぼせもんやんけん」(竹書房)、『昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年』(KADOKAWA)、『ひょうげもん』『みーんなほんなごと!』(以上、さくら舎)などがある。
担当より一言
小松さんが逝去して、早くも半年。異例の長期連載となったエッセイを改めて拝読すると小松さんの文才に驚きます。笑いとペーソスを織り交ぜて、きちんとオチをつくる。お見事です!