本書の内容
心のレジェンドから、これからを生きる日本人へ! 初の単行本化!
紀伊國屋書店セミナー「日本人の未来」で河合隼雄は、これからの日本人の心のありかたを熱を込めて語り、その貴重な講演に、著者みずから手をいれた原稿をもとに本書は企画されました。日本の現状は暗いように見えるが、欧米と違う発想法を持っていることを生かすことで、現状を打破できるのではないか。その発想法とは「中空均衡型」というもの。欧米の対立や競争を生む中心統合型に対し、中空均等型だと中心は無為だが、対立するものや矛盾するものを排除せず、全体がバランスをとり調和する。たとえば、外から来た仏教も日本化して取り入れるなどこの発想法には、仕事や家庭、日々の人間関係の悩みや不安に対処するヒントがあります!
目 次
Ⅰ「日本人の未来」
第1章:日本の現状は暗いのか
第2章:日本人が培ってきたこと
第3章:世界とつながる生き方
Ⅱ「こころ」の時代に
第4章:視線を変える
第5章:深層心理から見る
第6章:折々のこころ語り
解説:河合俊雄
著者プロフィール
河合隼雄
1 9 2 8年、兵庫県に生まれる。1952年、京都大学理学部を卒業。1965年、スイスのュング研究所よりユング派分析家の資格を取得。日本にユング派心理療法を確立した。京都大学名誉教授。臨床心理学者。200 2年1月より文化庁長官を務める。2007年7月19日 に逝去する。
著害には『ユング心理学入門』 (培風館) 、『昔話と日本人の心』〈岩波書店) 、『こころの処方箋』(新潮社) 、『中空構造日本の深層』 (中央公論新社〉、『人の心はどこまでわかるか』『明恵〈みようえ) 夢を生きる』(以上、講談社) などがある。



担当より一言
初の単行本化、担当としてもビックリ、感動です。2002年から2005年の初出ですが、内容が瑞々しく、当たっているのに重ねてビックリです。河合心理学の奥の深さを実感。