本書の内容
日本を驚かせたスポーツ界不祥事の顛末
パワハラ、不正、黒い交流、協会の私物化--世間を騒がせた「悪人」たちは、取材してみたら皆、本当に愛すべき魅力的な情熱家だった
2018年3月、女子レスリングの伊調馨選手が栄和人監督からパワハラを受けたという告発は、日本列島を激震させた。さらに、日本ボクシング連盟の山根明会長による不正と独裁、女子体操の指導者・塚原千惠子と塚原光男の暴力行為、全日本テコンドー協会会長・金原昇の黒い交流と金権問題といったスポーツ界の闇が明るみになり、国民は感情的に指弾し、彼らはその座を失った。果たして彼らは本当に悪なのか。4件のスキャンダルの当事者に著者が肉薄する、スポーツノンフィクション。

目 次
第一話 山根明会長を潰せ
――仕組まれたクーデターの顚末
第二話 天才指導者・塚原千惠子はなぜ追われたか
――女子選手の告発会見を後押しした「見えない力」
第三話 仇となった男気 テコンドー・金原昇会長
――― 仲裁役の弁護士に「してやられた」
第四話 「伊調さんは選手なんですか?」
――突如、日本中から敵視された栄 和人と至学館の悲哀
著者プロフィール
小林信也
1956年、新潟県長岡市に生まれる。慶應義塾大学法学部卒。長岡高校では野球部の投手として新潟県大会優勝。大学ではフリスビーの国際大会で活躍(世界選手権代表)。大学生の頃から『ポパイ』(マガジンハウス)編集部スタッフライターを務め、『ナンバー』(文藝春秋)のスタッフを経て作家・スポーツライターに。2000年に自らカツラーであることを著書『カツラーの秘密』(草思社)でカミングアウト。
著書には、『長島茂雄語録』(河出文庫)、『長嶋茂雄 永遠伝説』(さくら舎)、『大の里を育てた〈かにや旅館〉』(集英社インターナショナル)など多数がある。



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