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文芸・一般

マリリン・モンロー100年の孤独

遠藤突無也:著

定 価:1980円

発売日:2025年12月4日

頁 数:184ページ

判 型:四六版/並製

ISBN:978-4-86581-483-5

本書の内容

永遠の大女優の生涯の真実を解き明かす!

2026年はマリリン・モンローの生誕100周年。永遠の大女優の知られざる真実、また、来日時の極秘エピソードなどを、モンローの映画ポスター収集家であり研究家でもある筆者が解き明かす。
一般的にはセクシーだけが売り物であるかのように思われているが、実はIQ160前後であったと推定される頭脳明晰な女性であった。
不遇な子供時代を送ったノーマ・ジーン(本名)が世界的な女優マリリン・モンローに変貌し、謎の死を遂げた後もなお世界で愛されるモンローの真実が明かされる。両親から愛を受けることのなかった幼少時代からモンローが生涯追い求めた愛の形が伝わる本です。

目 次

序文 天使と悪魔
第1章 マリリンにメイクをした日本人の証言
第2章 男まえの女
第3章 天使と黒澤明
第4章 ノーマ・ジーン(マリリン)の両親
第5章 マリリンの3人の夫たち
第6章 女優マリリンの厄介な人間関係
第7章 マリリンの歌の翼
第8章 ポスターコレクションの経緯
第9章 ポスト・マリリン
第10章 別格の孤独
あとがき

著者プロフィール

遠藤突無也

東京都に生まれる。歌手、日仏映画研究家。1992年よりパリで歌手活動を開始する。1996年、世界的な作曲家アンジェロ・バダラメンティに見出され、同氏プロデュースにより「Ruby Dragonflies」をリリース。2007年、アルバム「Un Japonais à Paris パリの日本人」を発表。同年、パリにある老舗ミュージックホール〈オランピア劇場〉でのコンサートで成功を収め、仏マスコミに大きく取り上げられる。2012年、アルバム「PARIS KAYO」(戦後の日本歌謡曲集)、2017年「Cinéma」(戦後の日本映画音楽のアンソロジー)を発表。著書には、『日仏映画往来』(松本工房)、『L’Age d’Or du Cinéma Japonais(日本映画黄金期)』(フランスCarlotta Films)、『パリの「赤いバラ」といわれた女――日本初の国際女優谷洋子の生涯』(さくら舎)などがある。

担当より一言

あの伝説のスーパースターにメイクをした日本人がいる⁉実は知性派女優だった⁉今なお語り継がれるマリリン・モンローであるが、知られていない真実が多くある。著者はモンローの出演映画をすべて観て、彼女の関連書籍や資料を調べつくしたという。本書は単なるモンロー研究だけでなく、戦後の激動の時代を生き抜いた一人の女性のストーリーでもある。