
本書の内容
受け容れるだけで驚くほど子どもは変わる。
うちの子どもは普通の子とは違っている…。あたりまえのことができない、落ち着きがない、暴力をふるう、理解が速すぎる…。もしかしたらギフテッドや発達障害と言われる子かもしれません。大切なのは、周りの理解。ギフテッドや発達障害の子の特徴をよく理解して、受け容れることが大切です。周りの反応いかんによって、ギフテッドや発達障害の子は変わります。分岐点は10歳。10歳を目安に、人の心を理解する能力が育つのです。どうしたら発達障害(発達症)やギフテッドの子どもは生きやすくなるのか。親ができることは何か。新しいヒントがこの本にはあります。
目 次
第一章 できる子なのか天才なのか
第二章 ギフテッドと発達障害の苦難
第三章 発達障害を併せ持つ2Eギフテッド児
第四章 頭がよすぎる子どもたちの脳
第五章 10歳までの周囲の対応
第六章 才能がある子どもの教育
第七章 ポンポコポンポン変わる
第八章 4歳の自己抑制、10歳のアイデンティティ
第九章 変貌する世界と地域社会を生きる
著者プロフィール
宮尾益知
1949年、東京に生まれる。徳島大学医学部卒業、東京大学医学部小児科、自治医科大学小児科学教室、ハーバード大学神経科、国立成育医療研究センターこころの診療部発達心理科などを経て、2014年にどんぐり発達クリニックを開院。著書には、『発達障害と人間関係 カサンドラ症候群にならないために』(講談社)『男女で違う 大人の発達障害の現れ方と支え方』(大洋図書)などがある。
担当より一言
大変な時期には終わりが来る。
ギフテッドと発達障害の子が生きやすくなる知恵がここにあります。