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社会・政治

葬儀から壊れていく家族

橘さつき:著

定 価:1980円

発売日:2025年9月2日

頁 数:256ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-86581-472-9

本書の内容

突然、浮き彫りになる家族の危うさ

「家族ほど外から見えないものはない。一見幸せそうな家族であっても、裏側から見ると、全く別の家族像が浮かび上がってくる」。そう著者は語る。互いの努力で平穏を維持してきた普通の家族が、お葬式に始まる弔いの儀式を重ねていくうちに溝が深まり、やがて断絶に至ってしまう――亡き人を偲び、あたたかく見送る弔いの場をきっかけに起こる家族の悲劇。10年以上にわたり家族問題を取材してきた著者が、「葬儀」に軸足を置き、家族関係の難しさ、「モラル」と「負の感情」がせめぎ合う人たちの苦悩に迫るノンフィクション。

目 次

第一章 きっかけは介護だった 
第二章 葬儀から壊れていく家族
第三章 お墓はトラブルランド!
第四章 姑の本音、嫁の矜持
第五章 葬儀後もいろいろある
第六章 これからの「弔い」に必要な新たな視点

著者プロフィール

橘さつき

(たちばな・さつき)
1961年、東京に生まれる。
早稲田大学第二文学部演劇専修卒業。
日本葬送文化学会常任理事。
自身に起きた問題をきっかけに、問題を抱えた家族の葬送を取材、活動。
「これからの家族の在り方と葬送」をテーマに執筆を続けている。
著書に『絶縁家族 終焉のとき―試される「家族」の絆』(さくら舎)がある。

担当より一言