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心理・教育・科学

量子テレポーテーションで人間は転送できるか?

やさしく読める量子力学

二間瀬敏史:著

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本書の内容

量子力学は、分子、原子、電子などの量子がどのように振る舞うのかを説明するミクロの世界の不思議な物理法則。量子は波であり粒子でもある。確率的に存在する。2つの量子が量子もつれの状態になると、宇宙の果てまでも瞬時に情報が伝わる。量子力学は1925年に完成して今年で100年。現在では半導体、レーザー、超伝導、量子コンピュータなど、多くの製品や技術に応用されている。もうすぐやってくる量子時代に向けて、基礎から量子テレポーテーション、多世界解釈、最新トピックス(マルダセナ予想、笠・高柳公式、空間の創発)まで、わかりやすく解説した楽しい量子力学入門!

目 次

第1章 アブラカタブラ、不思議な量子
第2章 開かれたミクロの扉
第3章 量子力学のミステリー
第4章 量子力学Q.E.D.(証明終了)
第5章 核融合スキャンダル&超伝導フィーバー――量子がもたらす光と闇
第6章 量子時代がやってくる――量子コンピュータと暗号
第7章 ブラックホールを量子力学で解き明かす
第8章 量子もつれが時空を生み出す

著者プロフィール

二間瀬敏史

(ふたませ・としふみ)
1953年、北海道に生まれる。京都大学理学部を卒業後、ウェールズ大学カーディフ校応用数学・天文学部博士課程を修了。マックス・プランク天体物理学研究所、米・ワシントン大学研究員、東北大学大学院教授、京都産業大学教授などをへて東北大学名誉教授。一般相対性理論、宇宙論が専門。
著書には『ブラックホールに近づいたらどうなるか?』『宇宙人に、いつ、どこで会えるか?』『宇宙の謎 暗黒物質と巨大ブラックホール』『宇宙大全 これからわかる謎の謎』(以上、さくら舎)、『やさしくわかる相対性理論』『宇宙の始まりと終わり』(以上、ナツメ社)、『身の回りの科学』(あさ出版)、『宇宙用語図鑑』(共著、マガジンハウス)、『ブラックホール』(中公新書)、『基礎から学ぶ宇宙の科学 現代天文学への招待』(講談社)などがある。

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