本書の内容
めぐる季節、変わりゆく町、追い続けた50年!
軽井沢のチョウを追いつづけて50年、撮影を始めて37年。ネイチャーフォトグラファーの著者が、これまで軽井沢町内で見られたチョウ119種を、1987年から2024年現在まで撮影した順に、写真と文章で紹介するフォトエッセイ。調子よくカメラに何種も納めていた最初の数年、なかなか見たことのない種に出会えなくなってくる頃の希少種との邂逅、以前はあたりまえのようにいたが絶滅に追い込まれてしまった種、気候変動で軽井沢でも見られるようになった種など、ひとつの町でチョウを追いつづけたからこそ見られる自然と町の変遷を綴る。
◎オールカラー、チョウの索引付き!
目 次
著者プロフィール
栗岩竜雄
(くりいわ・たつお)
1964年、長野県軽井沢町に生まれる。ネイチャーフォトグラファー。小学4年時、昆虫クラブへの入部をきっかけに、チョウをメインとした観察・採集を始める。1987年に撮影派に転向、軽井沢を拠点にチョウを撮り始める。2004年、町立歴史民俗資料館での企画展を機に、以降は町内外で写真展を開催。現在までに軽井沢で撮影できたチョウの累計は119種。現在は地元小学校でのクラブ活動へも講師として参加しながら、未撮影種の探索を続けている。2024年はチョウの観察・採集・撮影歴50周年となる。
著書に『軽井沢の蝶――20000分の1の視点』(ほおずき書籍)がある。
担当より一言
美しい写真を眺めるだけでも楽しいですし、50年間チョウを追い続けた著者ならではの撮影秘話やチョウにまつわる知識なども盛りだくさんです。入手していただいたら、カバーの下も見てみてください。そこにも素敵な写真が隠れています。