本書の内容
進化する日本ワイン! 極上の秘密!
日本ワインがブームといわれて数年が経ちます。2022年現在、日本におけるワイナリー数は約400軒。2010年は194件でしたから10年で倍増の勢いです。なぜ日本ワインに魅了されるのか? また急増してきた日本ワインのなかから上質なワインを見つけ出すには? その答えを探して、著者は日本ワインを牽引してきた、トップワイナリーの生産者に会い、土壌選び、ぶどうの品種・栽培法、醸造法などワインづくりの核心の話を聞き、試飲もし、その結晶が本書に詰まっています。ドメーヌ・タカヒコの曽我貴彦さんはじめ、12のワイナリーの生産者が、底知れない奥深さを秘めるワインづくりを熱く熱く語ります。
目 次
第1章 日本ならではのピノ・ノワールを(ドメーヌ・タカヒコ)
第2章 「農楽」の想いを込めて(農楽蔵)
第3章 カスタムクラッシュワイナリーの可能性(10R)
第4章 心に野性を宿らせて(KONDOヴィンヤード)
第5章 理性と情熱の調和(ナカザワヴィンヤード)
第6章 進取の気質に富む(タケダワイナリー)
第7章 次世代につなげるワインづくり(酒井ワイナリー)
第8章 海岸地帯から生まれるワイン(カーブドッチ)
第9章 ふたつのやりたいこと(楠わいなりー)
第10章 日々を大切に淡々とつくる(キザンワイナリー)
第11章 農業芸術の結実(ドメーヌ・オヤマダ)
第12章 温暖の地からの挑戦(ラ・グランド・コリーヌ・ジャポン)
著者プロフィール
鳥海美奈子
(とりうみ・みなこ)
1968年、東京都に生まれる。ノンフィクションライター。2004年からフランス・ブルゴーニュ地方やパリに滞在して、文化や風土、生産者の人物像をからめたワイン記事を執筆。その後、「サライ.jp」などで日本ワインの取材を開始。「サンデー毎日」などで医療や食、著名人のインタビュー記事も手がける。
著書には『フランス郷土料理の発想と組み立て』(誠文堂新光社)がある。
担当より一言
知れば知るほど、つくっている方の情熱が飛び火し、各ワイナリーのワインを飲みたくなります。読みながら、おいしさの妄想が膨らみます。