本書の内容
売上も利益も事業計画もソリューション!
世界はAIやビッグデータを用いた技術革新の第四次産業革命に突入、数学が国の富の源泉になるという数理資本主義の時代を迎えています。そんな数学の根本にあるのは、論理的思考力。仕事で高度な数学的知識を必要としない人であっても、論理的思考力は大事で、ビジネス上の問題・課題の解決において物事を順序だてて考えられない人、なぜそうなるかを分析できない人はビジネスで成功できません。本書は「たし算」から「解の公式」につながる一連の過程を紹介することで論理的思考を養いながら、ビジネスで問題解決に役立つ“数学”(論理的思考)の実践法もお伝えします。
目 次
序 章 なぜ中学数学を学ぶ必要があるのか?
第1章 たし算とひき算~ 利益を出すためには ~
第2章 かけ算とわり算~ マネジメントの鉄則とは ~
第3章 正の数と負の数~ マイナスがプラスになる ~
第4章 計算の法則 ~利益の法則を一般化する ~
第5章 数字の体系 ~ 事業の健全性を一般化する~
第6章 2次方程式~ 事業計画を作れる人になる ~
著者プロフィール
福山誠一郎
(ふくやま・せいいちろう)
1973年、神奈川県生まれ。マーケティングコンサルタント。
早稲田大学理工学部卒、同大学院電子・情報通信学修了。英国バース大学 MBA取得。
JR東日本入社後、Suica新規立ち上げプロジェクトに従事する。デロイトトーマツコンサルティングにて戦略系コンサルタント、ディズニーストアのプランナー、凸版印刷にてマーケティングプロデューサー、コダック ジャパンにて執行役員マーケティング本部長などを歴任する。
データ分析・リサーチを強みとし、ディズニーヒット商品の開発、国内大手自動車会社のCRM(顧客関係管理)施策の成功、国内化粧品会社の長期低迷からの脱却、外資系化粧品会社のV字回復、老舗食品通販の新規顧客獲得大幅改善、3年以上赤字が続く企業の看板商品の黒字化、化粧品会社や食品会社の新規事業立ち上げなど20社以上を成功に導く。1800名以上に研修やセミナーを実施する。2019年、コンサルタントとして独立。自宅で考え、発想し、クライアントの売上を伸ばしている。平日5時間勤務で休日完全オフ、家事・育児をしながら安定経営を実現している。著書に『すごいテレワーク アイデア&成果を2倍にする方法』(PHP研究所)がある。
担当より一言
数学の正体は論理的思考力です。高度な数学知識を必要とする職業の方のみならず、論理的に物事をとらえ、表現する能力というのはすべての職業人にとって、いやビジネスをしていない方にとっても必要な力です。論理的思考を使っていない人の話というのはわかりづらく、また、論理の裏付けのないアイデアは結局多くの人に支持されません。森羅万象、物事の奥に潜む論理や仕組み……これら本質をつかむ訓練に数学、特に中学数学の学習はうってつけです。「得る者は得るべくして得ている。決して運や偶然ではない」。