本書の内容
世界一なぞの珍魚に癒されます!?
『へんないきもの』『続・ざんねんないきもの事典』などで、一部ニッチ層の注目を集める(?)バットフィッシュ、初の本格解説本!
魚なのに歩く!ぼーっとしていて無抵抗!何より赤い唇がセクシー!な深海魚、ガラパゴスバットフィッシュ。
アンコウの仲間であるが、取り立てて研究対象となったことがなく、その生態は謎に包まれている。著者は、ガラパゴスバットフィッシュに恋して十数年、ガラパゴスバットフィッシュ会いたさに何度もガラパゴス諸島に渡航してダイビングを重ねている。本書は、著者がいままでに出会った55匹のガラパゴスバットフィッシュの観察と、数少ない論文などから、現時点で彼らについてわかったことをまとめたもの。
ちなみに、「バットフィッシュ」のバットはコウモリ(bat)の「バット」で、決して「バッド(bad)=悪い」という意味ではないのでお間違いなく。
◎ガラパゴスバットフィッシュは……
・ヒレを脚のように使って海底を歩く(後ずさりも得意)
・泳ぐのは驚くほど遅い
・ぼーっとしていて無抵抗
・ダイビングすれば会えるわけではない、レアキャラ
……ほか、驚くべき特徴がいっぱい!
◎カラー口絵4P!
◎チャールズ・ダーウィン研究所前所長 A.イスリエータ氏推薦!
「アキコほどバットフィッシュに熱狂的な人はいない。
本書は、ガラパゴス諸島でもほとんど研究されていない種への大いなる貢献だ!」
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HP ◉ ガラパゴスバットフィッシュ狂
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目 次
第1章:ガラパゴスブルーの海へ
第2章:ガラパゴスバットフィッシュの深淵
第3章:ガラパゴスバットフィッシュ徹底解説
第4章:野生王国の住民たち
終章:ガラパゴスに暮らして
巻末資料:全遭遇バットフィッシュ55匹観察記録
著者プロフィール
バットフィッシャーアキコ
(ばっとふぃっしゃー・あきこ)
1991年、東京に生まれる。ガラパゴスバットフィッシュ愛好家、NPO法人日本ガラパゴスの会スタッフ。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒。高校3年の夏に本で見たガラパゴスバットフィッシュに一目惚れし、その魚に会うために大学の進路を決める。大学在学中にガラパゴス諸島に渡航し、卒業後現地のチャールズ・ダーウィン研究所のボランティアスタッフとして活動。現在、世界でおそらくもっとも多くのガラパゴスバットフィッシュを観察してきた者として、講演、寄稿、メディア出演、現地スペシャリストとしてガラパゴス諸島への同行等を行っている。
担当より一言
こんな生き物がいるなんて……!という衝撃のビジュアルです(社内でもその容姿については賛否両論……)。しかもぼーっとしていたり、泳ぐのが遅かったりと、著者が観察を重ねて判明したその生態にもツッコミどころが満載。美しい海の底にこんな魚が佇んでいると思うと、ガラパゴスの海へのときめきがとまりません。