本書の内容
天才武道家だけが知っている必勝不敗の世界
宮本武蔵、柳生但馬守宗矩、山岡鉄舟、大山倍達、嘉納治五郎ら天才武道家の遺した金言というべき言葉を紹介しつつ、勝負の極意を伝授する。
戦国・幕末の時代のように実際に斬りあうことはないものの、勝負に勝たなければ人生が辛いのは現代も同じ。経済戦争の真っ只中にいる現代のサラリーマンを筆頭に、老若男女さまざまな人に生きること、戦うことの勇気を与える一書。
「切り結ぶ太刀の下こそ地獄なれ 踏み込み見れば跡は極楽」(道歌)
本書は読むだけで強くなる異色の企画となっている。
目 次
序 章 地之巻 「仕合」(勝負)に勝たなければならない理由
第一章 水之巻 まずは「その気」になれ!
第二章 火之巻 居着くな!思い込みを捨てよ!
第三章 風之巻 仕合に勝つための技法
終 章 空之巻 仕合の極意
著者プロフィール
加来耕三
(かく・こうぞう)
1958年、大阪市生まれ。歴史家、作家。奈良大学文学部史学科卒業。著作活動のほかに、テレビ・ラジオ番組の出演、時代考証や監修を担当。人気テレビ番組「ザ・今夜はヒストリー」(TBS系)、「BS歴史館」「英雄たちの選択」(以上、NHK BSプレミアム)などに出演。「偉人・素顔の履歴書」(BS11)が現在放映中。さらに全国各地での講演活動も精力的におこなっている。
著書には『紙幣の日本史』(KADOKAWA)、『刀の日本史』(講談社現代新書)、『歴史に学ぶ自己再生の理論』(論創社)、『誰が、なぜ? 加来耕三のまさかの日本史』『名家老たちの危機の戦略戦術』『謀略!大坂城』『幕末維新 まさかの深層――明治維新一五〇年は日本を救ったのか』『天才光秀と覇王信長』『「気」の使い方――歴史上の成功者に学ぶ無限の思考術』(以上、さくら舎)、『日本武術・武道大事典』(監修・勉誠出版)、『コミック版 日本の歴史』シリーズ既刊七十二巻(企画・構成・監修/ポプラ社)などがある。古流剣術「東軍流」17代宗家。タイ捨流剣法免許皆伝。合気道四段。
担当より一言
ヤクザ映画を見た後のような高揚感とは違います。どういう心づもりで生きていけば強くなれるのか、その努力の方向性が見つけられ、じんわりと強くなれる本です。