本書の内容
メールに、SNSに、身近にあると心強い本!
メールやSNSなど、短い文章を書く機会が増えています。朝日新聞夕刊一面のコラム「素粒子」を七年半書き続けてきた著者が、簡潔な文章で言いたいこと、思いを伝える書き方のノウハウを示します。「素粒子」は一八二字の文字制限がある極小のコラムです。実例を挙げながら、短くても伝わる文章、キレのある文章、コクのある文章のポイントを示します。言葉の選び方、書き出しの一行、何をどう書くかもわかります。コミュニケーションに役立つ「短文力」がつく本です。
目 次
第一章 一八二字との格闘
第二章 読み心地のいい文章にする法
第三章 引き込まれる文章はどこが違うか
第四章 表現を豊かにする言葉の選び方
第五章 何をどう書くか、発想の技法
第六章 誰もが発信する時代の文章術
著者プロフィール
真田正明
(さなだ・まさあき)
1956年、大阪市に生まれる。京都大学文学部哲学科を卒業。1980年、朝日新聞入社。警視庁キャップ、プノンペン・ジャカルタ支局長、アジア総局長などを経て論説副主幹。2010年11月から2018年3月まで夕刊のコラム「素粒子」を担当。2021年に退社後、朝日カルチャーセンターで「短文力を鍛える文章教室」の講師を務める。
担当より一言
「パソコンの予測変換で常套句の泥沼」「“思う”の使いすぎ」「“言葉もない”は表現の放棄」などなど、考えさせられること多々。身近な言葉の先生になってくれる一冊です。