本書の内容
へぇ~!?がいっぱい!生きもの大集合!
◆生きもののちがいがわかったところで何の役にも立たない? でも知ったら、世界はもっとおもしろい!
「ウミウシとアメフラシのちがいは?」「フクロウとミミズクって、何がちがうの?」……問われると、意外と答えるのが難しい、200種のまぎらわしい生きものたちの“ちがい”をイラスト付きで解説! 「ジュゴンとマナティーって似てるのに、すんでいる場所も食べものもちがうんだ!」「ズワイガニはカニだけど、タラバガニはカニじゃないんだ!」なんてことを知ることで、生きものたちのふしぎ、また生きものを研究してきた人たちの奮闘(?)を垣間見ることができます。索引目次付き。
◆こんな人にオススメです!
・生きもの好きな人
・子どものなぜなに質問に困っている人
・気に入らない相手やいいところを見せたい誰かに、どや顔でマウントをとりに行きたい人
・毎日に疲れて、世界がつまらなくなってしまっている人 ……など
◆こんなまぎらわしさ、ご存じですか?
・モモンガとムササビ、バッタとイナゴ、ワシとタカのちがいは?
・イノシシ……だけど、魚?
・タラバガニは、カニじゃない?
・ヤツメウナギの目はいくつ?
・オジサンって名前だけど、メスもいる?
・シロサイは白くないし、クロサイも黒くない?
・コマドリの学名はakahige、アカヒゲの学名はkomadori?
・体長わずか数ミリのクマって?
目 次
Part 1:
どっちがどっち?
~似て非なる生きもの~
哺乳類/両生類・は虫類/貝・エビ・カニ/魚/虫/鳥
大きさ、食べもの、生息地、それとも……? 似ている生きものの‟ちがい”を解説!
Part 2:
けっきょくナニモノ?
~まぎらわしい名前の生きもの~
同じ名前/名付けミス/ホントはいない⁉/珍名奇名
意外と知らない、生きものの名前に関する‟まぎらわしさ”!先人たちの抱腹絶倒のネーミングセンスが炸裂!
著者プロフィール
梁井貴史
(やない・たかし)
1950年、宮崎県生まれ。千葉大学大学院修了。2021年3月まで、都内の大学で講師を務めていた。豊富な話題とわかりやすい講義で学生に人気があり、履修学生が殺到し、大教室に収容しきれなかったというエピソードがある。2016年からは宮崎県に在住で、生物ライターとして活躍している。
著書に『人体探訪(自然と共存シリーズ1)』『生命科学入門(自然と共存シリーズ2)』(以上、泉文堂)などがある。その他、生物や環境に関する論文多数。
金子貴富
(かねこ・たかとみ)
1994年、埼玉県に生まれる。日本大学芸術学部美術学科卒業。現在は同大学で助手として働く傍ら、専門の油彩画やイラストの制作を行うなど画家として活動中。2018年、日本大学芸術学部学部長賞、2021年、美術新人賞「デビュー」奨励賞受賞。
担当より一言
似ている生きもののちがいを説明する本はほかにもありますが、本書は生きものの名前の由来などにも踏み込んで解説しているところが特徴です。とくに名前のまぎらわしさをたくさんピックアップしたPart 2は、著者の軽妙な語り口とも相まって、爆笑必至です。