本書の内容
専門医が明示する生きやすくなる方法!
「繊細さん」がブームになっています。著名人のカミングアウトも多く、HSP専門カウンセラーの著書が書店のコーナーを席巻しています。いま、HSP(高度の感覚処理能力感受性を持つ人)は、5人に1人といわれます。以前から、どの社会にも2割ほど存在していましたが、1996年にアメリカの心理学者・エレイン・アーロン博士によってHSPは提唱されました。本書の著者はホリスティック(身心全体をみる)医学を専門としている心療内科医ですが、医師の立場からHSPへアプローチしている点が特色です。そもそもHSPは病気でも障害でもありません。「治す」ものではないので、生きづらさを手放し、「敏感繊細」な個性をどう受け入れ、生かしていくか、そのための具体的なノウハウが示されます!
目 次
第1章 HSPへの誤解
第2章 HSP的自分のイメージを変える法
第3章 HSPにはホリスティック医学が生きる!
第4章 もっと生きやすくなるためのアプローチ法
第5章 私がすすめるセルフケア
著者プロフィール
降矢英成
(ふるや・えいせい)
赤坂溜池クリニック院長。心療内科医。
1959年、東京都出身。東京医科大学を卒業。医学生時代からホリスティック医学に関心を持ち、LCCストレス医学研究所心療内科、帯津三敬病院などを経て、ホリスティック医療を実践する赤坂溜池クリニックを1997年に開設。日本心身医学会専門医、NPO法人日本ホリスティック医学協会前会長。
著書には『ホリスティック医学入門』(農文協)などがある。
担当より一言
HSP的資質が生き物の生存戦略のひとつとは知りませんでした。さらに、腹側迷走神経という自律神経の重要な役割など、新しい知見が刺激的です。