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文芸・一般

文豪の名句名言事典

身につけたい教養の極み

山口謠司:監修
平山健:編

定 価:2000円+税

発売日:2021年1月7日

頁 数:344ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-86581-280-0

本書の内容

文豪たちの語彙力で豊かな日本語生活を!

日本の名著で使われた語句・成句をピックアップした「読む事典」。参照した作品は約250、語句・成句は1200以上! 「逸楽」「永訣」「蛇蝎」「払暁」「容喙」などのふだん馴染みのないものから、「愛着」「葛藤」「呪縛」などよく使うものまで、その意味とともに例文を明示。語彙力を高め、美しい日本語に触れることができる本。

《引用作品例》

●芥川龍之介『羅生門』●有島武郎『或る女』●井伏鱒二『黒い雨』●菊池寛『恩讐の彼方に』●国木田独歩『武蔵野』●小泉八雲『怪談』●志賀直哉『暗夜行路』●島崎藤村『夜明け前』●高村光太郎『智恵子抄』●太宰治『斜陽』●谷崎潤一郎『春琴抄』●田山花袋『蒲団』●徳冨蘆花『不如帰』●永井荷風『濹東奇譚』●夏目漱石『吾輩は猫である』●武者小路実篤『幸福者』●森鷗外『舞姫』●与謝野晶子『みだれ髪』 他多数

《本文例》

暗合【あんごう】思いがけなく互いに一致すること。偶然の一致。▽「僕のも去年の暮のことだ」「みんな去年の暮は暗合で妙ですな」と寒月が笑ふ。欠けた前歯のふちに空也餅が着いて居る。◆夏目漱石(吾輩は猫である)

▽夜中に鉄砲の音を聞いた人は十人をこしていた。その時間は丁度、かの女が先生の姿を見た時と暗合していた。二三日経っても師は帰って来られなかった。◆武者小路実篤(幸福者)

目 次

著者プロフィール

山口謠司

(やまぐち・ようじ)

1963年、長崎県に生まれる。大東文化大学文学部教授。フランス国立社会科学高等研究院大学院に学ぶ。ケンブリッジ大学東洋学部共同研究員などを経る。

著書にはベストセラー『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ』(ワニブックス)をはじめ、『文豪の凄い語彙力』『一字違いの語彙力』『頭のいい子に育つ0歳からの親子で音読』『ステップアップ0歳音読』『いい子が生まれる 胎教音読』、監修に『頭のいい一級の語彙力集成』(以上、さくら舎)などがある。

平山健

(ひらやま・たけし)

1939年、福岡県門司市(現・北九州市)に生まれる。中央大学法学部法律学科を卒業し、外務公務員試験浪人ののち、明治生命保険相互会社に入社、その後、東京海上保険株式会社に勤務する。宅地建物取引主任者、不動産コンサルティング技能者の資格を取得し、千葉市に宅地建物取引主任者試験の受験指導の教室を開設する。県内外の受験者約2000人を指導する。中学生のころから文学作品に深く傾倒し、外務公務員試験の受験のために広く読書、気に入った成句をメモし、60歳を過ぎてから、拍車をかける。

担当より一言

ほんの数行の抜粋にもかかわらず、情景がまざまざと思い描けたり、もの悲しくなったり、晴れ晴れとしたり、ちくりと痛いところをつかれたり……これが文豪の力なのかと、平伏するばかりです。良質な言葉の海に浸り、至福の読書となること請け合いです。