本書の内容
カンタン!目からウロコ!確率・統計・組合せの話!
高校生時代、国際数学オリンピックに日本代表選手として3年連続で出場し、銅メダル2個、銀メダル1個を獲得した、現役の高校数学教師である著者が、毎日の生活において知っているととても役に立つ数学の話を披露する。
■降水確率30%。洗濯物は取り込んだほうがいい? 取り込まないほうがいい?
■検査で陽性と診断されたけれど、本当に病気にかかっている?
■気になる保険のしくみ――結局、保険には入るべき?
■40人クラスに誕生日が同じ人がいる驚きの確率!
■平均年収は「普通の年収」?
■選挙の数学 ―― 有権者の選好が同じでも、投票方式によって当選者がまったく変わってしまう?
■恋愛の数学――理想の相手と結ばれるには?
■預けたお金は何年で2倍になる?金利の概算と「70の法則」
■速算テクニック-掛け算編:130円のお茶を12本買ったらいくら?
■来年の今日は何曜日?
目 次
第1章 確率って面白い!
第2章 思わず納得!統計とデータの話
第3章 大事なお金にまつわる指数の話
第4章 ちょっと不思議な組合わせの話
第5章 とっても便利な基本計算の話
著者プロフィール
近藤宏樹
(こんどう・ひろき)
1984年、千葉県柏市に生まれる。開成高等学校、東京大学理学部数学科を卒業、同大学院数理科学研究科修士課程を修了後、保険会社でアクチュアリーとして勤務。教育研究職を経て、高等学校の数学教員になる。九州大学大学院数理学府博士後期課程単位取得退学。博士(数理学・九州大学)。日本アクチュアリー会正会員。
高校生の時に国際数学オリンピックに日本代表選手として3年連続で出場し、銅メダル2個、銀メダル1個を獲得。現在は数学オリンピック財団で理事及び国際数学オリンピック日本委員会副委員長を務める。高等学校での指導に加えて、トップレベル中高生向け学習塾での授業、大学での保険数学の講義、数学オリンピックに関する出張講座、社会人向けの数学講座等も行っている。監修に『数学ゴールデン1』(ヤングアニマルコミックス)がある。
担当より一言
数学にまつわる本はたくさんありますが、お天気や買い物など日常生活の中にあるもの、馴染みのあるものに焦点をあて、その表側・裏側にある数学的手法・考え方を紹介するというのが、この本の特徴です。知っておいて得する、そんな情報がてんこ盛りです。数学が苦手な人も「あーそうなんだったんだ!」と楽しく読める一冊です。