本書の内容
歯周病は“死愁病”!新型コロナ対策も口の中から!
成人の約8割がかかっているとされる「歯周病」。この病気がが単純に「口の中」だけの問題ではなく、腸内環境とも連動した恐ろしい病気で、認知症、糖尿病など、全身のさまざまな病気や老化、若返りと関係していることがわかってきました。万病のもと、「歯周病」を防ぐ「だ液」の力と、インフルエンザや新型コロナなど感染症予防に役立つ栄養サポートの有効性を解説します。
目 次
序 章 ビタミン欠乏!台風でわかった災害時こそ口の中の手入れ
第1章 環境変化のストレスを、口の中のケアで和らげる
第2章 あなどれないスーパーヒーロー唾液の力
第3章 老化の大敵!注目の「歯周病」を解明しておく
第4章 歯医者が教える、その食べもので若返る
第5章 お口のケアは歯医者とのよいおつきあいから
終 章 口の中から人生が変わる
著者プロフィール
森永宏喜
(もりなが・ひろき)
1963年、千葉県に生まれる。千葉県立安房高校、東北大学歯学部卒業後に東京医科歯科大学口腔外科に勤務、口腔がんや顎変形症手術、歯科心身症など、一般歯科の範囲を広く超えた治療に取り組む医療チームの一員となる。総合病院歯科を経て1992年、出身地の千葉県鋸南町の歯科医院を継承する。開業医として一般歯科臨床に取り組むが「治しても、治しても悪化してしまう」状況に直面し、自分が学んできた「治療中心の歯科医療」に疑問を感じるようになる。患者さんが「食習慣・生活習慣を変えると、驚くほど経過が良くなる」ことを経験し、薬に頼らず食事と栄養素を用いて「高齢化が進む地域で、歯科から生活習慣病を改善していく」ことを目指し、国内外の情報を求めて米国抗加齢医学会認定医となる(歯科医師として日本初)。問診や検査データに基づいた「栄養を科学する歯科医療」を実践し、「健康寿命」を伸ばすための歯科の重要性を一般市民・医療関係者へ発信することをミッションとして活動している。森永歯科医院院長。米国アンチエイジング医学会 認定医(ABAAHP)、日本抗加齢医学会 抗加齢医学専門医、日本アンチエイジング歯科学会 認定医、JCIT 高濃度ビタミンC点滴療法認定医、ACT Japanキレーション治療認定医。著書に『全ての病気は「口の中」から!』(さくら舎)、『口腔内環境改善法 アンチエイジングは“口の中”から!』(KKロングセラーズ)がある。
担当より一言
健康を考えるうえで、口腔環境がいかに大事かがわかる一冊です。ウイルス対策もまずは、体の入り口である「口の中」から。いまこそ多くの人に手に取ってほしい本です。