本書の内容
芸の話と人情話!泣けます!笑えます!
「しらけ鳥音頭」「小松の親分さん」など数々の芸をヒットさせ、日本を笑わせ続けるコメディアン・小松政夫が軽妙に書く!
ひとり立ちしたあと、特注の暖簾を送ってくれた「オヤジさん」こと植木等。大声で笑い転げる高倉健。伊東四朗、タモリ、ハナ肇、谷啓、吉永小百合、青島幸男、大泉巨泉、博多華丸・大吉など、錚々たる芸人・役者・芸能人との交遊話が盛りだくさん。そのほか芸の誕生秘話、日常の珍事件、故郷博多のいい人、思わず吹き出してしまう話から泣ける人情話まで書きつくします。どれもこれも「みーんな ほんなごと(全部本当のこと)!」
※初出誌『月刊はかた』2008年5月~2019年2月
目 次
いーち!:一本立ち/焼肉とスーツ/最初のレギュラー番組/ンコ談義/シューマイ弁当 他
にーい!:タモちゃん/酔っ払いおじさん/父/母/二人の親分さん/中央線/動物たち 他
さーん!:暖簾/谷啓さん/車の運転/山笠慕情/人生ナンセンス/博多仲間/先輩 他
著者プロフィール
小松政夫
(こまつ・まさお)
1942年、福岡県博多に生まれる。19歳のとき、役者を目指して上京、俳優座を受験、試験に受かったものの数千円の入学金が払えず断念する。その後、転職を重ね、横浜トヨペットでトップセールスマンになるが、1964年にクレージーキャッツの植木等の付き人兼運転手の募集に応募、600人の中から選ばれる。
その後、コメディアンとして、日本テレビの「シャボン玉ホリデー」でテレビデビュー、初舞台はクレージーキャッツの日劇公演。以降、数え切れないほど、テレビ、映画、舞台に出演。大ヒットした芸には「淀川長治」「電線音頭」「しらけ鳥」「タコフン音頭」「小松の親分さん」など多数があり、伊東四朗とのコンビ芸も大受け。2011年に社団法人日本喜劇人協会10代目会長に選出される。
著書には『のぼせもんやんけん」(竹書房)、『昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年』(KADOKAWA)、『ひょうげもん――コメディアン奮戦!』(さくら舎)などがある。
担当より一言
博多弁の文章、ポンポンと進むテンポ感につられて、知らないうちにどんどん読み進めてしまいます。小松政夫ファンの方はもちろん、知らない世代の方にも間違いなく楽しんで頂ける1冊です。