本書の内容
台湾発!注目の保護ねこコミックエッセイ!
動物のことばがわかるハルママ。アニマル・コミュニケーターとして、動物と飼い主の相談などに応じている。ある日、迷子のモンを保護してからねこのとりこに。モンは超マザコンに育つ。次に迎えたのは小包で送られてきた次男の「ハル」。モンの嫉妬に遭い、かつ感染症との闘病に苦しむハル。が、いつしか関係が逆転。ボスタイプのハルが兄貴分になる。さらに大食い女王でベッピンのクウが長女として加わり、交通事故で轢き逃げされたミアが次女としてハルママ家の家族になる。その後、ハルママ家にはケガをしたねこや病気にかかったねこなど、保護が必要な個性的な預かりねこが同居。ハルママは新顔さんたちの世話も懸命につづける。ねこたちの世話を通してたくさんのことを教わったというハルママ。人とよりねこと話す時間のほうが長いというハルママ。そんなハルママと保護ねこたちが繰り広げる、痛快でちょっぴり切ない物語!
目 次
Chapter1 モンとハルママ
・ママはぼくのもの ・医者がこわい……
Chapter2 ハルとハルママ
・けなげな闘病 ・ねこだんごの練習……
Chapter3 クウとミア
・大食い女王 ・あたちの王子さま……
Chapter4 預かりねこたち
・しっぽよりいのち ・ハンサムでおバカさん……
著者プロフィール
春花ママ(ハルママ)
6匹のねこ、1匹のいぬと暮らす。ほかにも預かりねこ多数。彼らのために転居・転職し、日々勉学にいそしみ、趣味はねこご飯・いぬご飯づくり……と、もっぱらねこいぬ中心の生活を送っている。動物のことばを解し、台北市でアニマル・コミュニケーターをしている。
ジョジ―
イラストレーター、デザイナーにして、ねこお坊ちゃまの世話係(かなりM)。動物との暮らしは悲喜こもごもだが、発見と学びの毎日に幸せを感じている。
瀬川千秋
(せがわ・ちあき)訳
中国文化を中心に著述・翻訳を行う。著書にはサントリー学芸賞を受賞した『闘蟋――中国のコオロギ文化』(大修館書店)、訳書には『マンガ 仏教の思想』(蔡志忠・大和書房)などがある。宝物は愛犬。
担当より一言
ハルママは言います。「子どもたちを全力で慈しむことが、飼い主の幸せになるのです」……ハルママ一家の情景にほっこりさせられます。