本書の内容
京都・大阪の、今に通じる黒幕たちの欲望と銃弾の抗争史!
京都、大阪はオモテ社会ととウラ社会の境目がはっきりしない社会構造。警察が作成した京都人脈図で一目瞭然。(人脈図は著者が入手し、本文に収録している)。本書はオモテもウラも騒然とし、今に続いている主な事件と抗争を収録した。
目 次
第1章 宅見組長射殺事件と京都ヤクザ戦争
第2章 京の闇を仕切った会津小鉄会・髙山登久太郎
第3章 山口組・高山若頭恐喝事件
第4章 京都政財界の黒いフィクサー・山段芳春の謎と死
第5章 ナニワの借金王・末野興産の1000億円の裏金脈
第6章 闇の帝王・許永中、謎の逃亡劇
第7章 東本願寺の実弾と恫喝の裏面史
第8章 西本願寺の差別発言でっちあげ事件と権力抗争
第9章 紀州和歌山の政界・ヤクザの「地下爆弾」
第10章 阪和銀行の暴力団融資と副頭取射殺事件の全貌
著者プロフィール
一ノ宮美成
(いちのみや・よしなり)
1949年、大分県に生まれる。同志社大学文学部を卒業し、新聞記者を経てフリージャーナリストに。
著書には『京に蠢く懲りない面々』(かもがわ出版)などの「蠢く」シリーズ、『闇の帝王〈許永中〉』『同和利権の真相 ①~④』(以上、宝島文庫)、『京都と闇社会』『大阪と闇社会』(以上、宝島SUGOI文庫)、『京都に蠢く懲りない面々』(講談社+α文庫)、『大阪・役人天国の果てなき闇』(講談社)、『山口組分裂の真相』(宝島社)、『黒いカネを貪る面々』(さくら舎)などがある。
グループ・K
関西のフリージャーナリスト集団。『関西に蠢く懲りない面々』シリーズ(かもがわ出版)でデビュー。
グループ・K21
関西のフリージャーナリスト集団。『関西に蠢く懲りない面々』シリーズ(かもがわ出版)でデビュー。
担当より一言
世の中変わっても、裏社会は形を変えて継続している。本書で扱っているヤクザ、政治家、警察、役人、僧侶の持ちつ持たれつの癒着、蹴飛ばし合いは驚くばかりである。