本書の内容
生来のひょうげもん=ひょうきん者の一代記。人生、笑って、泣いて、笑って生きるに限る!
「ひょうげもん」は博多で「ひょうきん者」のこと。博多生まれの著者は子どもの頃から、根っからの「ひょうげもん」で人気もの。本書は、昭和・平成の役者、芸人、芸能人の面白話、抱腹絶倒の芸がギッチリ! 独自の芸で笑わせ続けるコメディアンの一代記。子ども頃から苦労も笑いにしてきた小松政夫の生き方は昭和平成人に強い共感があります。読めば懐かしさと元気をもらえる本と言えます。
目 次
序―多士済々
1―博多っ子の夢
2―転職の神様
3―すごすぎる人
4―これからこれから
著者プロフィール
小松政夫
(こまつ・まさお)
1942年、福岡県博多に生まれる。19歳のとき、役者を目指して上京、俳優座を受験、試験に受かったものの数千円の入学金が払えず断念する。その後、転職を重ね、横浜トヨペットでトップセールスマンになるが、1964年にクレージーキャッツの植木等の付き人兼運転手の募集に応募、600人の中から選ばれる。
その後、コメディアンとして、日本テレビの「シャボン玉ホリデー」でテレビデビュー、初舞台はクレージーキャッツの日劇公演。以降、数え切れないほど、テレビ、映画、舞台に出演。大ヒットした芸には「淀川長治」「電線音頭」「しらけ鳥音頭」「タコフン音頭」「小松の親分さん」など多数があり、伊東四朗とのコンビ芸も大受け。2011年に社団法人日本喜劇人協会10代目会長に選出される。
著書には『のぼせもんやけん」(竹書房)、『昭和と師弟愛 植木等と歩いた43年』(KADOKAWA)などがある。
担当より一言
終戦後の貧困、高度成長、テレビの時代、成熟したかに見える現代――コメディアン・小松政夫はこの昭和・平成をわが身ひとつで生きてきて、今なお、テレビ・舞台・映画で活躍中の驚異の喜寿芸人。読めば、笑って、泣いて、元気になること100%の一冊!