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健康・医学

医者・病院・薬局 失敗しない選び方・考え方

病気でも「健康」に生きるために

鈴木信行:著

定 価:1400円+税

発売日:2019年1月8日

頁 数:192ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-86581-181-0

本書の内容

受けたい医療を選ぶスキルが身につく!

孫大輔医師推薦!「自ら障がいと病いを抱える彼の言葉は説得力があり、前向きで明るい。これはすべての患者と医療関係者に読んでもらいたい必読書である。」

疾患があり定期的に病院に通っているがお医者さんとのコミュニケーションがうまくとれない、与えられる医療になんとなく不安や不満がある人、は多いでしょう。
本書は、そんな人に受けたい医療を選んでいくための方法がわかる実践本です。
著者の鈴木信行氏は、生まれつきの障害ともう治せないがん(甲状腺がん)をもっています。自身の患者経験の立場から、患者と医療者が対等な立場で、本音で対話する場(ペイシェントサロン協会)、患者の意思を第一優先とした「患者協働」の医療を実現するためのイベントの開催などの活動を通して、多数の患者と医療者と関わってきました。
この本では、
・医者や病院だけでなく薬局も使える     ・医者の前で記者になる
・お薬手帳の最大活用法(情報の記録の仕方) ・担当医を変えたいときにはどうすればいいか?
・患者会に入会して情報を得る        ・自分の「健康観」を考える
など、お任せ医療にならず、自分が受けたい医療を選んでいく方法、医療者との信頼関係の築き方などを解説します。
自分の身体を考えることは、人生をどう生きたいかを考えることになり、それは今日1日の人生を過ごし方を見直すことにもなります。

目 次

第1章 「健康」を考えるススメ 

第2章 自分を見つめなおすススメ 

第3章 情報を見分けるススメ 

第4章 「からだの専門家」になろう 

第5章 失敗しない医療者の選び方・付き合い方 

第6章 失敗しない病院の選び方 

第7章 失敗しない薬局の選び方 

第8章 自分の「要望書」作成のススメ 

第9章 学べる「場」に参加する

著者プロフィール

鈴木信行

(すずき・のぶゆき)
患医ねっと代表。ペイシェントサロン協会会長。精巣腫瘍患者友の会副代表。
1969年、神奈川県に生まれる。東京都在住。
先天性の疾患「二分脊椎症」による身体障がい者(2級)。20歳にて精巣がんを発症、24歳にて再発、転移を経験。46歳にて甲状腺がんを発症、加療中。
工学院大学工学部電子工学科を卒業後、第一製薬(現・第一三共)の研究所に入社。13年間にわたり製薬、製剤に関する研究所に勤め、2007年退職。
2011年より患医ねっとを立ち上げ、患者・身体障がい者の立場から、よりよい医療環境の実現を達成するために、全国各地で講演や研修活動を行っている。2011年~2016年にわたっては、朝日新聞デジタルに「のぶさんの患者道場」を300回以上にわたり連載。患者ならず医療者からも高い評価を得た。
北里大学薬学部・上智大学助産学専攻科非常勤講師、日本医科大学倫理委員会外部委員、公益財団法人正力厚生会専門委員。
*「患医ねっと」HP http://www.kan-i.net/

担当より一言

「病気を治さなければ、健康にはなれない」と考えている人も多いと思いますが、本書を読めば考えが変わるかもしれません。
先天的障がい者とがんサバイバーである著者自身の体験、多数の医療者、患者から学んできたリアルな情報は、知っておいて損はありません。