本書の内容
読むだけでこころの病が改善!「ことば」はこころのクスリ!
自分自身、過敏で内向的な青年期を過ごしてきた精神科医は、みずからが時代を経て語り継がれてきた名言や新聞・雑誌の片隅の記事など、さまざまなことばに励まされ、支えられきた。その経験から、日々診療に取り入れて、効果を上げている「ことばセラピー」を、さらに厳選して収録。こころが疲れたとき、不安や悩みがふくらむとき、壁にぶつかったとき……104のことばをつかって、自分でカウンセリングできる本。
目 次
第1章 生き方上手にならなくていい
・悩む人は大丈夫 ・コンプレックスも能力 ・誰もが人生のアマチュア……
第2章 みんなひとり
・やりたいことをできずにいる人へ ・「群れ」にはご用心 ・人生をたのしめる人になるヒント……
第3章 自分をちょっと休ませる
・空が癒してくれる ・完全主義に走らない ・「普通の人」でありたい……
第4章 こころは日々生まれ変わる
・こころの薬を飲む前に ・苦しみ損はない ・失敗は人を育てる……
第5章 ことば貯金のすすめ
・ことばの貯金通帳 ・感情的にならない秘訣 ・ベストフレンドは「自分」……
著者プロフィール
上月英樹
(こうつき・ひでき)
1953年、山形県に生まれる。精神科医。医療法人新生会土浦メンタルクリニック所長。山形東高校から筑波大学医学専門学群を卒業後、日立総合病院内科研修医を経て筑波大学精神科へ入る。筑波大学精神科准教授を経て、2004年に豊後荘病院へ。副院長のあと2007年より土浦メンタルクリニック所長。この間、1990~91年にかけて、文部省在外研究員としてメルボルン大学、オースチン病院、青年期部門に留学した。専門は、青年期精神医学、うつ病、不安障害。著書には『ことばセラピー』(さくら舎)がある。
担当より一言
「名言集というのは、言葉の貯金通帳なのね」と言った女の子がいる。そうかも知れない。――これは、本書に収録されている寺山修司のことば。「こころの財産」が見つかる本です。