本書の内容
いま、揉めている国会がリアルにわかる!
著者は、朝日新聞政治部の記者として20年にわたり、首相官邸や自民党、民主党などを担当してきた超ベテラン。政治部に配属になったばかりの記者が担当する総理大臣担当の「総理番」からスタート。激動、変動の政治情勢に身を置いてきた中から、政局を読むキーワードになる国会・政界用語を選びだし、各用語に政治状況の内側から見た解説を試みる。「政治とは伝統芸能保存会である」「いかようにでも文意をくみ取れるように表現する官僚の作文=霞が関文学」などなど、誰も書かなかった切り口が小気味いい。混迷が止まらない、政治の今がわかる本。
目 次
第1章 「政治芸術」
第2章 官と政と権力
第3章 「選挙運動」
第4章 「政党」と「議員」
著者プロフィール
秋山訓子
(あきやま・のりこ)
東京大学文学部を卒業後、朝日新聞社に入社。横浜総局などを経て政治部記者に。首相官邸、自民党、外務省、民主党などの担当のほか、「AERA」編集部などでも政治を担当、20年にわたって政治取材を続ける。2010年からはLSE(ロンドン政治経済学院)に留学、修士課程を修了。政治部次長を経て現在は政治担当の編集委員。朝日新聞で「ザ・コラム」を担当。
著書には『ゆっくりやさしく社会を変える』(講談社)、『女子プロレスラー小畑千代』(岩波書店)、『社会をちょっと変えてみた』『女性官僚という生き方』(以上、共著、岩波書店)などがある。
担当より一言
いまの政治の混迷を知るのに、打ってつけの本です! 政治記者の舞台裏が、生身の声で語られ、惹きつけられます。