本書の内容
企業を選別するプロ投資家のとっておきのスキル!
プロ投資家は、投資先の企業をどのように選んでいるのだろうか。野村證券グループの投資ファンド運用会社で企業評価や投資業務に携わった後、自らも億単位の資産を運用するカリスマ投資家が教えるプロのノウハウは、いたってシンプル。投資先企業の将来を「数字(財務)」「市場」「シナリオ」の3つで読むのである。
本書ではⅠ部でこのシンプルな基本3ポイントを解説し、Ⅱ部では、具体的にこの3ポイントから有名企業10社の将来を評価する。大事なのはどのような視点で、どう考えるのか、ということ。プロ投資家なら誰でも身につけている考え方をものにすれば、安心して投資に取り組める。人口減少の大転換期を迎える日本は投資チャンス拡大! 株高のいまだからこそ、企業の将来を選別するプロ投資家のとっておきのスキルが役に立つ!
目 次
Ⅰ 投資先はシンプルに選ぶ
イメージで会社を選ぶのは大間違い/投資とは「将来」にお金を投じること/会社選びはここを見る「数字(財務)」・「市場」・シナリオ」
Ⅱ 日本の10社の将来を評価する
トヨタ自動車/三菱重工業/東芝/ソフトバンクグループ/セブン&アイ・ホールディングス/LINE/楽天/三菱UFJフィナンシャル・グループ/ソニー/ヤマトホールディングス
著者プロフィール
加谷珪一
(かや・けいいち)
経済評論家。東北大学工学部原子核工学科卒業後、日経BP社に記者として入社。野村證券グループの投資ファンド運用会社に転じ、企業評価や投資業務を担当。独立後は、中央省庁や政府系金融機関などに対するコンサルティング業務に従事。現在は、金融、経済、ビジネス、ITなど多方面の分野で執筆活動をおこなっている。自ら億単位の資産を運用するカリスマ投資家でもある。著書には『感じる経済学』(SBクリエイティブ)、『ポスト・アベノミクス時代の新しいお金の増やし方』(ビジネス社)、『「教養」として身につけておきたい戦争と経済の本質』(総合法令出版)、『新富裕層の研究――日本経済を変える新たな仕組み』(祥伝社新書)、『お金持ちの教科書』(CCCメディアハウス)、『株で勝ち続ける人の常識 負ける人の常識』(KADOKAWA)などがある。
担当より一言
本書で学べる企業の分析方法は、投資先選びにはもちろん、経済ニュースの理解にも役に立ちそうです!