本書の内容
病気からも薬からも安心して楽になれる本!
いま治療中の病気の治し方、飲んでいる薬の飲み方、間違っているかもしれません!
家庭医が風邪からがん検診までの疑問・勘違いをわかりやすくあかす!
◆風邪薬に早く治す効果はない◆インフル治療薬の効果はどれくらい?◆ワクチン不信を世界中に広めた捏造論文◆医療情報は4つに分けて読み解く◆健康食品にも副作用がある◆薬を飲まないという選択もある◆新しい薬より古い薬を選んだほうがいい理由◆糖尿病患者は寿命が10年短い?◆上の血圧140は高血圧か?◆健診を受けたほうが長生き?◆大腸がん検診が陽性でも94%はがんではない◆マンモ検診で死亡が増える?
目 次
第1章 風邪のはなしのウソ・ホント
第2章 ワクチン予防のはなしのウソ・ホント
第3章 医療情報のウソ・ホント
第4章 高血圧のはなしのウソ・ホント
第5章 糖尿病のはなしのウソ・ホント
第6章 健康診断のはなしのウソ・ホント
第7章 がん検診のはなしのウソ・ホント
著者プロフィール
名郷直樹
(なごう・なおき)
1961年、愛知県に生まれる。自治医科大学卒業。愛知県作手村(現・新城市作手)国民健康保険診療所に12年間勤務。2003年より公益社団法人地域医療振興協会で僻地医療専門医の育成にたずさわる。同法人の地域医療研修センターおよび東京北社会保険病院臨床研修センターのセンター長をへて、2011年、東京・国分寺市に武蔵国分寺公園クリニックを開院、同院長。地域家庭診療センター長として、あらゆる健康問題に対処するプライマリ・ケアに従事。また、20年以上にわたりEBM(エビデンスに基づく医療)を実践するEBMの第一人者。専門は地域医療、臨床疫学、医学教育。著書には『EBM実践ワークブック』(南江堂)、『「人は死ぬ」それでも医師にできること』(医学書院)、『治療をためらうあなたは案外正しい』(日経BP社)、『「健康第一」は間違っている』(筑摩選書)、『65歳からは検診・薬をやめるに限る!』(さくら舎)などがある。
担当より一言
本書には「風邪の診断はむずかしい」から「注射や点滴は効き目抜群?」など風邪についてのはなしが19本も載っています。個人的になるほどな~と思ったのは、「風邪らしい風邪は、のど→鼻水→せきの順番で症状が出て、その順番に治っていく」ということ。いまの自分の風邪がどの段階なのか、わかって安心ですね。