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ビジネス・経済

住友銀行暗黒史

有森隆:著

2刷

定 価:1,600円+税

発売日:2017年2月7日

頁 数:312ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-86581-089-9

本書の内容

戦後最大の企業犯罪の真相と闇!怪文書を多数収録!

  • 闇勢力に喰らいつかれた一部上場企業イトマンを舞台に、土地・絵画をめぐり巨額が 引き出された戦後最大の経済事件、住友銀行・イトマン事件。すべての原点は住友 銀行の収益至上主義経営にあった。“住銀の天皇”・磯田一郎会長、住銀から送り込 まれたイトマン社長・河村良彦、紳士風の地上げ屋・伊藤寿永光、闇の実業家・許永 中。4人の主役たちが複雑に絡み合い、危険な歯車がフル回転していく。磯田辞任、 伊藤解任、河村解任と目まぐるしく進む事態の裏では、怪文書、裏切り、密約と暗闘 が繰り広げられていた。明らかになっていく社内抗争、磯田のスキャンダル、河村の 横領、関係者の謎の自殺。東西ヤクザの代理戦争でもあり、わずか1年半あまりの間 に6000億円もの金が闇に消えてしまった稀有な経済犯罪の全貌。カネと権力に取り 憑かれた男たちの死闘! 当時出回った怪文書を多数収録!

目 次

序 章 東西ヤクザの代理戦争
第1章 住銀・磯田のブラック王国
第2章 イトマンの暴走
第3章 バブルの闇・絵画疑惑
第4章 内部告発状という紙爆弾
第5章 磯田辞任、伊藤解任の暗闘
第6章 隠された犯罪
第7章 住銀の暗部隠蔽作戦
終 章 男たちのその後の運命

著者プロフィール

有森隆

(ありもり・たかし)
経済ジャーナリスト。早稲田大学文学部卒。30年間全国紙で経済記者を務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的な取材・執筆活動を続けている。著書には『日銀エリートの「挫折と転落」--木村剛「天、我に味方せず」』(講談社)、『経営者を格付けする』(草思社)、『世襲企業の興亡』『非情な社長が「儲ける」会社をつくる』『海外大型M&A 大失敗の内幕』『社長解任 権力抗争の内幕』『社長引責 破綻からV字回復の内幕』(以上、さくら舎)、『実録アングラマネー』(講談社+α新書)、『日本企業モラルハザード史』(文春新書)、『創業家物語』(講談社+α文庫)、『強欲起業家』(静山社文庫)、『異端社長の流儀』(だいわ文庫)などがある。

担当より一言

バブル末期のエグすぎる経済事件。複雑怪奇なウラ事情、ドラマのようなありえない展開、えげつない権力抗争。剝き出しの欲望の凄まじさに圧倒される。