毒！ 生と死を惑乱
「薬毒同源」の人類史
定 価：1,400円＋税
発売日：2016年8月2日
頁 数：192ページ
判 型：四六判／並製
ISBN：978-4-86581-063-9
本書の内容
なぜ毒はヒトを魅了するのか！ ヒトと毒の攻防戦！
- 「毒や薬はヒトと遭遇しない限り毒や薬にはなりません」そして、私たちの身体によい影響をあたえるものを薬、悪い結果をもたらすものを毒という。つまり、「薬毒同源」！ 本書は毒に出会い、毒に魅了され、毒を恐れ、毒と闘い、毒を利用してきた人類の軌跡をたどる科学読みもの。本書に登場する毒は、毒草から毒ヘビ、水銀、鉛、各種病原菌、毒ガス、ダイオキシン、ヘロイン、危険ドラッグなどなど。次は、ヒトが毒になるかもしれない！
目 次
| 第１章 | ヒト、毒に魅了される |
| 第２章 | ヒト、毒の正体をつかむ |
| 第３章 | ヒト、毒さえもたのしむ |
| 第４章 | ヒト、毒との攻防をつづける |
著者プロフィール
船山信次
（ふなやま・しんじ）
1951年、仙台市に生まれる。東北大学薬学部を卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程を修了。薬剤師・薬学博士。天然物化学専攻。イリノイ大学薬学部博士研究員、北里研究所微生物薬品化学部第二室室長補佐、東北大学薬学部専任講師、青森大学工学部教授等を経て、日本薬科大学教授。
著書には『毒と薬の世界史』（中公新書）、『〈麻薬〉のすべて』（講談社現代新書）、『カラー図解 毒の科学』（ナツメ社）、『毒草・薬草事典』『民間薬の科学』（以上、ＳＢサイエンス・アイ新書）などがある。
担当より一言
「毒」というものが、こんなにも人類の歴史に関わっているとは！ そして、「毒」がこんなにも普段の生活に密接に関わっているとは！ 毒のミステリーをご賞味ください。