本書の内容
多くの実例で示す、家族の鎖を絆に変える本!
- 「家族とは不思議なものです。安らぎの場であるかと思えば、ときには個人を縛る鎖にもなります。……」本書は、こうはじまりです。
「家族病」とはオーバーな、と思われるかもしれませんが、そもそも、何の問題もない家族などありません。家族関係は生きもののようです。人が病むように、家族も病みます。それに現代は個食・孤食が増え、さらには個室が生活の拠点になったりと、家族がバラバラになる要素がどんどん広がっています。本書は日々、家族間の心理的問題を抱える人々のカウンセリングを長年やってきている著者が、夫・妻・子、それぞれの問題に向きあいながら、どうすれば家族関係がうまくいくようになるか、家族再生の具体的な方法やコミュニケーションの技術などを明かします。
目 次
1章 | 「家族病」の時代 |
2章 | 心をじわじわ壊す家族の「毒」 |
3章 | 知らないうちに機能不全家族になっている!? |
4章 | バラバラの家族が再生する具体的な方法 |
5章 | それぞれの「居場所」を求めて |
6章 | 親密感や一体感が生まれる心の技術 |
7章 | 新しいつながりのつくり方 |
著者プロフィール
金盛浦子
(かなもり・うらこ)
1937年、東京都に生まれる。青山学院大学文学部教育学科を卒業。小学校教諭を経て、東京教育大学教育相談研究施設、聖マリアンナ医科大学精神神経科、東京大学附属病院分院神経科にて研究生として心理臨床を学ぶ。1978年、東京心理教育研究所を開設。1990年より自遊空間SEPY(セピィ)を主宰。2002年、東京都よりNPO法人として認証を受ける。臨床心理士・芸術療法士としてカウンセリングにあたる。
著書には、ベストセラー『男の子を追いつめるお母さんの口ぐせ』(静山社文庫)、『伸びる子の9割は、「親の口グセ」で決まる』(PHP文庫)、『伸びる子・できる子の親の日常』(さくら舎)などがある。。
担当より一言
本書で「家族病」の感染を防ぎましょう。「家族はやり直せる!」という著者の強いメッセージに励まされます。