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社会・政治

専横のカリスマ 渡邉恒雄

大下英治:著

2刷

定 価:1,600円+税

発売日:2015年9月7日

頁 数:336ページ

判 型:四六判/並製

ISBN:978-4-86581-026-4

本書の内容

この国を表と裏から動かすメディア王の実像!

  • 読売新聞グループのトップとして君臨しつづける「ナベツネ」こと渡邉恒雄(89歳)。哲学を学んだ東京帝国大学時代に反戦・反権力の思想から共産党へ入党。思想論争を巻き起こして除名後、読売新聞に入社する。大物政治家に深く食い込み、剛腕の政治記者として政界で暗躍する一方、読売社内の熾烈な権力闘争を勝ち抜き、社長に就任。読売新聞の編集と経営を掌握する。以後、読売の紙面は右傾化し、政界のみならず野球界をも牛耳る姿はつねに話題となってきた。発行部数1000万部を誇るメディア王として、表と裏の両方からこの国を動かすカリスマ。生涯新聞記者、名経営者、球界のドン、政界の黒幕……渡邉恒雄の知られざる実像に迫る!

目 次

プロローグ

第一章 権力を嗅ぎ分ける政治記者
第二章 社内抗争の勝利と代償
第三章 読売を右傾化させた提言報道
第四章 巨人軍中心主義の「球界の盟主」
第五章 最後の終身独裁者

著者プロフィール

大下英治

(おおした・えいじ)
1944年、広島県に生まれる。広島大学文学部を卒業。「週刊文春」記者をへて、作家として政財官界から芸能、犯罪まで幅広いジャンルで旺盛な創作活動をつづけている。
著書には『十三人のユダ 三越・男たちの野望と崩壊』(新潮文庫)、『実録 田中角栄と鉄の軍団』シリーズ(全3巻、講談社+α文庫)、『昭和闇の支配者』シリーズ(全6巻、だいわ文庫)、『昭和政権暗闘史』シリーズ(静山社文庫)、『田中角栄秘録』『日本共産党の深層』『内閣官房長官秘録』『小泉純一郎・新次郎秘録』(以上、イースト新書)、『官僚(飯島勲との共著)』(青志社)、『逆襲弁護士 河合弘之』(さくら舎)などがある。

担当より一言

パワフルで、とんでもなく頭が切れて、弁が立って、策謀家で、理論家で、勉強家で、ジジ殺しで、愛嬌があって、愛妻家で、後輩を可愛がって、敵に回すと恐い、とあらゆる面でリミッターが外れた傑物ぶりに舌を巻くばかり!