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健康・医学

「安静」が危ない! 1日で2歳も老化する!

「らくらく運動療法」が病気を防ぐ! 治す!

上月正博

2刷

定 価:1,500円+税

発売日:2015年8月4日

頁 数:184ページ

判 型:A5判/並製

ISBN:978-4-86581-021-9

本書の内容

30歳過ぎたら1日の安静で急激に弱くなる!

  • 日本のリハビリテーション医学の第一人者である著者は、「安静の危機」を強く訴えます。なぜか? 人は30歳以降、1年に1%ほど筋力が低下し、1日安静にしていると1~2歳老化するからです。さらに「運動不足は世界的伝染病である」と英国の権威ある臨床医学誌「ランセット」が指摘するように、運動不足病はがん、糖尿病、うつ病、認知症など、さまざまな病気を誘発しています(運動不足とは、1日30分以上の運動を週に5日以上、または1日20分以上の激しい運動を週に3日以上していない状態)。そうした現状を打破するために、医学的見地から、誰でもどこでもいつでもできる「らくらく運動療法」を提唱! 転ばない身体にするダイナミックフラミンゴ療法から壁押し、ドローイン、ストレッチングなどなど、簡単なものばかりを紹介。症状別、部位別にも使える本書は「らくらく運動療法」の集大成。

目 次

はじめに 深刻な運動不足病
第1章 動かないと急速に衰えるヒトの身体
第2章 脱安静、脱運動不足で身体はこう変わる
第3章 「らくらく運動療法」は最高のクスリ
第4章 らくらく若返り運動療法のやり方
第5章 らくらくケガなし運動療法のやり方由
第6章 らくらく症状別・部位別運動療法のやり方
おわりに 「らくらく運動療法」はローリスク、ローコスト、ハイリターン

著者プロフィール

上月正博

(こうづき・まさひろ)
1956年、山形市に生まれる。1981年、東北大学医学部を卒業。メルボルン大学内科招聘研究員、東北大学医学部附属病院助手、同講師を経て、2000年、東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻内部障害学分野教授、東北大学病院内部障害リハビリテーション(リハ)科長、2002年、同リハ部長。2008年、同障害科学専攻長。日本腎臓リハ学会理事長、アジアヒューマンサービス学会理事長、日本リハ医学会副理事長、日本心臓リハ学会理事、東北大学医師会副会長、国立大学病院リハ部門代表者会議会長などを歴任。医学博士。リハ科専門医、総合内科専門医、腎臓専門医、高血圧専門医。
著書には『リハビリ専門医が教える健康な人も病気の人も幸せと元気をよぶ「らくらく運動」』(晩聲社)、『イラストでわかる患者さんのための心臓リハビリ入門』(中外医学社)など多数。

担当より一言

具合が悪くなった安静にしていれば治る、安静はなによりのクスリだと思っていましたが、これからは180度修正です。本文をご覧になればわかりますが、イラストがわかりやすくナビゲートしてくれます。実際、病院のリハビリで使われているのも安心です。