
本書の内容
本書でこだわり癖、心配癖をなくしましょう!
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- 普通の専業主婦が39歳のとき、比叡山で修業を積み、以後、兵庫県の赤穂・普門寺の住職を35年余、務めている。普門寺は檀家を持たないお寺で、葬式をする場だけではなく、思春期の子どもから高齢者まで、生きている人間の悩みを解決するお寺として存在している。朝5時からの朝参りは休みなく、ともにお経をあげる人が絶えない。なかで、「自礼拝」という独自の祈りを提案したり、「内観」という自分と向き合う行によりそったり、人々の心の大きなささえが「えゆうさん」。本書で、自分のままで楽に生きる法を「えゆうさん」に学びましょう!
目 次
第一章 | 自礼拝のすすめ |
朝いちばんに自分の瞳に声をかける | |
お経を声に出すすばらしさ | |
無心になれるのが写経 | |
仏さまの「色」と「空」 | |
孤独になる人は片手で生きようとする…… | |
第二章 | 一心になる |
祈る心から生まれた言葉 | |
縁によりそって生きる | |
誰の人生にも「比叡山」はある | |
お経の功力 | |
心に生きつづける死…… | |
第三章 | 自分にこだわらない |
みんな三毒を出している | |
大切な「内観」 | |
「正」の法則 | |
「根」に力のある生き方を | |
スカッとした死を迎える | |
流れゆけば大海に出る…… |
- あとがきにかえて――生粋のセラピスト恵祐さん 藤本 靖
著者プロフィール
藤本恵祐
(ふじもと・えゆう)
兵庫県赤穂市にある天台宗明王山普門寺住職。1938年、大阪府に生まれる。戦争中は兵庫県に疎開。戦後は姫路市のミッションスクール日ノ本学園に学ぶ。その後、結婚して一男二女の母となる。39歳で主婦から一転、得度し、比叡山行院へ入門。修行後、普門寺住職として、檀家を持たず、日々、全国から訪れる悩みを抱えた人の相談に答えている。また、修行道場として縁ある人々と共に、広島原爆の分灯を「いのちの灯」として守りながら、平和の祈りを続けている。
担当より一言
普門寺の朝参りに、関東から引っ越してこられた方もいらっしゃるほど。息子でボディワーカー、身体論者の藤本靖さんが恵祐さんを「生粋のセラピスト」といっていますが、本書がそれを証明しています。