本書の内容
オスプレイは稀代の名機か! 平和を脅かす悪魔の使者か!
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時速500キロ以上、航続距離は1000キロ以上、搭載できる人員も物資も大量で、現在の軍用ヘリコプターCH-46とは桁違い。飛行場がいらない飛行機オスプレイは米中ロの軍事バランスを変えてしまうかも知れない。気になるオスプレイの真の姿とは何か。日本の空に重点配備するアメリカの狙いと軍用機をつくれない日本人の歴史的怨念とは何か。
目 次
第1章 あいつらがやってきた――オスプレイのひみつ
第2章 軍用機の進化――オスプレイのご先祖さま
第3章 垂直上昇への挑戦――オスプレイへの道
第4章 羽根をもがれた日本――オスプレイの怨念
第5章 国防とは何か――オスプレイの功罪
著者プロフィール
渓由葵夫
(たに・ゆきお)
兵庫県に生まれる。1994年に『奇想天外兵器』(新紀元社)を出版する。好評につき第二弾を1995年1月17日の阪神・淡路大震災直後の2月に刊行する。以後、『奇想天外兵器』シリーズは10冊となり、『奇想天外装備品』も刊行。その後、関連のフィギュアをタカラトミーから発売する。著書には『聖剣エクスカリバー』(全5巻)『馬超風雲録』(全5巻)『奇想天外武器 アクション映画大全』(以上、小学館)、『奇想天外 ヒコーキ映画』(山海堂)などがある。
担当より一言
新鋭機は流線形という常識を破って登場し、世界をビックリさせたオスプレイは、沖縄に配備されたあと、日米軍事演習、米韓軍事演習、韓国の大型旅客船沈没事故などのニュース映像にしきりと登場している。これらはオスプレイの知られざる能力を物語っているのだろう。怪物オスプレイは世界になにをもたらすか大いに興味をそそられる。