本書の内容
「自分が自分になれる」坐禅の力!
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あなたの心を苦しめているものは、何でしょうか? あなたを不安にさせているものは、何でしょうか? それは、あなたです。あなた自身なのです。私は「坐禅をすれば、自分が自分になる」とお伝えしています。自分が自分になるのだから、逃げない自分、ぶれない自分、比べない自分が現れてきます。何があっても、大丈夫な自分になれるのです。坐ることによって、自分の中に「本当の自分」があることに気づく――それが、自分が自分になる坐禅です。(本文より)
目 次
第一章 ただ坐ることから
「いま・ここ」を懸命に 想いを手放す 身体をまっすぐに生きる 坐禅を深める |
第二章 自分を知る
己事究明(こじきゅうめい) 自分と出会う 八つの風 ひとつながりのいのち |
第三章 生き方が変わる
眼は横、鼻はまっすぐに 結果を求める心 悟りに惑わされない 願いを活きる |
第四章 日々が修行
くじけない自信 一息の禅 言葉を調える 攝心(せっしん) |
第五章 人生の智慧
師と出会う 仏さまが調えてくれる 悲しみを抱きつづける すべてを楽しむ |
著者プロフィール
大童法慧
(だいどう・ほうえ)
1969年、山口県徳山市(現・周南市)に生まれる。曹洞宗僧侶。
20歳の頃、大切な人を亡くした絶望から「生きる意味」を求め、福井県仏国寺の原田湛玄老師のもとへ通い、参禅をつづける。駒澤大学仏教学部禅学科を卒業後、27歳で出家得度。大本山永平寺にて安居修行。福島県龍泉寺住職。曹洞宗教誨師。横浜市鶴見区にある曹洞宗大本山總持寺にて、修行僧と起居を共にしながら殿司兼講師兼人権擁護推進室主事をつとめる。著書には『運を活きる』(さくら舎)がある。
ブログ「僧侶的 いま・ここ」
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担当より一言
「いまの自分を脱ぎ捨てなくていいのです。捨てる自分などない。そうではなく、あなたのすべてを肯定する。それが吾我を離れるという意味です」――いいも悪いもひっくるめて、ありのままの自分を認める。難しいことですが、深くうなずける言葉です。